【訃報】作家の宗田理さん、代表作に「ぼくらの七日間戦争」95歳だった
2024/04/16
「ぼくらの七日間戦争」などで知られる、作家の宗田理さんが、4月8日に95歳で亡くなったことが16日、発表された。
同作を刊行する、株式会社KADOKAWAが発表した。
同社は、「作家・宗田理さんのご逝去に際して」と題し、「突然のことに、編集部一同深い悲しみに暮れています」とつづった。
さらに「弊社では『ぼくらの七日間戦争』に始まり、累計部数2000万部を超える『ぼくら』シリーズなど、多くの著作を刊行させていただいています。1979年のデビューからずっと、90歳を過ぎてからもなお新作を精力的に執筆されました」と記している。
その上で「45年間の作家生活のなかで常に子どもたちを応援する姿勢を変えず、またご自身の体験から、戦争への反対を表明してこられました。穏やかで明るいお人柄と、優しい笑顔が偲(しの)ばれます。宗田理さんの長きにわたる作家活動に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。
「ぼくらの七日間戦争」は1988年に実写映画化され、宮沢りえが女優デビューした。
※写真は資料