市川團十郎、長女・麗禾の小学校卒業にしみじみ、家族での海外旅行も明かす
2024/04/04
歌舞伎役者の市川團十郎(46)が4日、都内で行われた、歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」の取材会に出席した。
長女で「市川ぼたん」の名で舞踊家としても活動している堀越麗禾(12)が今春、小学校を卒業した。
團十郎は「泣いちゃいましたね」としみじみ。麗禾が卒業した小学校は團十郎にも思い入れがあり、亡き妻・小林麻央さんとの相談なども経て入学したという。「コロナ禍で運動会やキャンプとかいろいろ出来ない中でも、子どもたちは楽しんでくれて。卒業式で『当たり前が、当たり前でないことを学んだ学年です』と言っていて、泣きそうになったりしました。無事に卒業してくれて、うれしかったです」と笑顔をみせた。中学校生活については「楽しいらしいです」とも明かした。
先日、マレーシアとバリへ家族旅行したことも明かした。「ずっと(歌舞伎公演の出演が続いて)心がおかしくなりそうだった。子どもと3人で自然豊かな場所で過ごして、父から言われた『休みを大事にしろ』を改めて実感しました」と明かし、「日本のありがたさを感じるために、海外旅行を趣味にしようかな」と楽しそうに伝えた。
東京・歌舞伎座では、5月2日~26日まで、「團菊祭五月大歌舞伎」を昼夜二部制にて開催。昼の部では、幡随院長兵衛を主人公にした物語「極付幡随長兵衛」を。四世市川左團次一年祭追善狂言として上演する「毛抜」では、團十郎が後見を務める。
夜の部「伽羅先代萩」では、悪の魅力あふれる仁木弾正を演じる。長兵衛は亡き父から教わった最後の役。稽古を撮影した映像を見てもらったところ、本名の堀越寶世宛てに手紙をつづってくれたそう。「私がやっている長兵衛への思いなどを丁寧に書いてもらいました。思い出の時です。あまり褒める事をしない父でしたが、その時は珍しく『悪くないんじゃないか』という話でした」と明かし、「その時に父が見て、悪くないと思ったように出来るよう、頑張りたい」と話した。