芸歴58年の香坂みゆきが歌手活動再開、森田健作「俺は今年55年だよ」
2024/02/24
芸能活動58年目を迎え、歌手活動を再開するタレントの香坂みゆきがこのほど、前千葉県知事で俳優の森田健作がパーソナリティーを務めるFM NACK5とニッポン放送の番組に出演した。
香坂はかつて、森田が最高顧問のサンミュージックに所属も、現在は独立してフリーランスで活動している。「久しぶりにお会いできてうれしいです」という香坂に、森田は開口一番「サンミュージックで初めて会った時も『可愛い子だな』と思っていたけど、今も何も変わらないね」とし、歌手活動再開には「チャレンジすること年齢はないからな」とエールを送った。
香坂は3歳でモデルデビュー。「横浜のデパートでスカウトされたのがキッカケ」だったそうで、当時はモデル事務所の所属に。「小学生や中学生向けの雑誌などのモデルなどをしていました」。ともに活動していたのが同じモデル出身の手塚理美だった。
その後、中学生の時に萩本欽一の人気番組「欽ちゃんのドンとやってみよう!」に出演し注目され、77年にサンミュージックに移籍し、14歳の時に「愛の芽ばえ」で歌手デビューした。「南沙織さんが大好きで、モデルで活動していた時から歌手デビューするのが夢だったので、すごくうれしかった」。
その当時は「事務所の中では桜田淳子さんが大人気で、カンコー学生服さんのCMに出演していたのですが、その桜田さんの後を受けて78年からは私が太川陽介さんと一緒に出させていただいたんです」。
サンミュージック所属後、本格的に芸能界デビューしてから今年で47年を迎えたが「モデル時代も含めると58年になりますね」と言う香坂に対して、森田は「俺は今年55年だよ。ということは、芸能界のキャリアでは俺よりも先輩だってことだな」と吐露する場面もあった。
歌手デビューして8年目の84年、作詞・大貫妙子、作曲・EPOの通算17枚目のシングル「ニュアンスしましょ」が念願のヒット。「大貫さんからは『言葉をキチンと伝えられるように歌ってね』とアドバイスされました。資生堂のキャンペーンソングにもなったこともヒットの要因になったと思いますが、寝る時間もないほど忙しかったことを覚えています。でも、毎日が本当に楽しかったですね」と振り返った。
87年以降は結婚や育児など私生活で歌手活動から遠のいたが、2017年に歌手デビュー40周年のタイミングでライブを開催、さらに昨年も還暦ライブ開催。「一時は、精神的にも、歌はもう無理という時期もあったのですが、YouTubeをやったり、ライブの計画をしている中で、仕事として歌うことがつらかったのだと思けど、やっぱり歌いたい、やっぱり歌は大好きなんだな、って思うようになってきたんです」と歌手活動再開への思いを語った。
2月28日に「黄昏と切なさと」と「風にまかせて」の2曲をデジタルリリースする。
「黄昏と切なさと」は、「新しい靴を履いて、どこまでも出かけよう。忘れかけていた夢をもう一度思い出して。自分のために生きていこうという決意を歌ったもので、私の今の心情にピッタリ」と言う。また、「風にまかせて」は香坂が初めて作詞した作品。「79年に出したデビュー初のフォト&エッセー集と同じタイトルにしました。きっと明日もいい日だよって肩を抱かれた気がしたんです」と語った。
放送はFM NACK 5「森田健作 青春もぎたて朝一番!」(日曜午前6時30分)が3月10日、ニッポン放送「森田健作 青春の勲章は くじけない心」(月曜午後6時20分)は3月18日の予定。