野口五郎が歌謡界の相次ぐ訃報を悼む、八代亜紀さんとは1年前に最後のデュエット
2024/01/17
歌手の野口五郎(67)がこのほど、都内のスタジオで、前千葉県知事で俳優の森田健作(74)がパーソナリティーを務めるFM NACK5とニッポン放送の番組収録に参加。昨年12月30日に73歳で亡くなった演歌歌手の八代亜紀さんや、冠二郎さん、小金沢昇司さんと、ベテラン歌手の相次ぐ訃報に心境を語った。
野口は「昨年から自分のプライベートでも亡くなる人が多かった。そんな中、亜紀さんどころか、小金沢くんまで逝ってしまうとは思わなかった」と神妙な面持ちで語った。森田と野口は、73年にテレビ朝日系「ベスト30歌謡曲」で、森田が司会を担当していた時からの付き合いで、「当時の彼はヒット曲を連発していたので毎週、顔を合わせていた」と振り返った。
野口にとって八代さんは1971年デビューの同期。「温厚で優しい人でした。いつも五郎くん五郎くんって呼んでくれてね。僕にとってはお姉さんというよりも、お姉ちゃんっていう感じでした」と言い、その上で「1年前でしたが、BS朝日の音楽番組で共演したことがあったんです。その時に亜紀さんの鉄板曲だった矢吹健さんの『あなたのブルース』をデュエットしたんです」と振り返る。「僕は演歌歌手ではないのですが、今、思うと不思議ですね。お姉ちゃん(八代さん)の胸を借りるつもりで歌ったんですが、亜紀さんの迫力のある歌には驚かされたことを思い出すんです。でも、それが最初で最後のデュエットになってしまいました。亜紀さんとは五十数年、ご一緒させていただきましたが、ずっと変わらずに、とてもいい人でした。とにかく今は悔しいし、悲しい」と無念さを隠しきれない面持ちだった。
小金沢さんには「彼が北島音楽事務所で、北島三郎さんの付き人だった時から知っていたし、付き合いがあっただけに、亡くなった時は『まさか』という思いでした」。また、冠さんについても「デビューも近かったので、思い出は多い」とし、「僕よりも年齢も含め大先輩(1967年デビュー)なのに、僕のことを先輩、先輩って呼ぶんですよ。とにかく面白い人でしたね」と思い出を語った。
野口は現在、全国ツアー中。2月18日、19日には東京・西新宿の東京オペラシティ コンサートホールで「GORO NOGUCHI CONCERT TOUR 2024 Follow Your heart?こころのままに?」と題したコンサートを行う。「亜紀さんに届くように歌いたい」と意欲を見せていた。
野口がゲスト出演するのはFM NACK5「森田健作 青春もぎたて朝一番!」が1月21日と28日の放送、ニッポン放送「森田健作 青春の勲章はくじけない心」は1月22日の放送予定。