【訃報】落語家・いなせ家半七さん、すい臓がんで
2023/05/16
落語家・いなせ家半七(いなせや・はんしち、本名・国本貴久=くにもと・たかひさ)さんが11日午前0時40分、すい臓がんのため死去した。64歳だった。16日、所属する落語協会が公式サイトで発表した。
同協会は、「当協会員のいなせ家半七(本名:国本貴久 くにもと たかひさ)が、令和5年5月11日(木)午前0時40分にすい臓がんのため、永眠いたしました」と報告。葬儀は親族のみですでに執り行われた。最後の寄席出演は、今年4月20日の東京・鈴本演芸場だった。
半七さんは1959年生まれ、大阪市出身。80年5月、五代目春風亭柳朝に入門。前座名は「朝吉」。85年3月、二ツ目に昇進し「茶々丸」と改名した。91年2月の師匠・柳朝さん死去後に兄弟子の小朝へ移門。96年3月に真打ちに昇進し、「いなせ家半七」と改名した。年間200湯を訪れるなど、温泉・秘湯巡りを趣味としていた。