【訃報】映画監督の小林政広さん、68歳 「バッシング」「愛の予感」など
2022/09/07
映画「バッシング」「愛の予感」などで国際的に評価された映画監督の小林政広(こばやし・まさひろ)さんが8月20日、横行結腸がんのため亡くなった。68歳だった。
所属事務所によると、告別式は近親者で執り行われたという。
小林さんは東京生まれ。フォークシンガー、シナリオライターとして活動後、1996年に42歳で監督デビュー。「海賊版=BOOTLEG FILM」(99年)、「殺し」(2000年)、「歩く、人」(01年)と、3年連続でカンヌ国際映画祭出品を果たした。「バッシング」は05年にカンヌ国際映画祭コンペティション部門出品後、東京フィルメックスで最優秀作品賞(グランプリ)、テヘランファジル映画祭では審査員特別賞(準グランプリ)を受賞した。
主演も務めた「愛の予感」は07年にスイスのロカルノ国際映画祭で金豹賞(グランプリ)、ダニエル・シュミット賞、ヤング審査員賞、国際芸術映画評議連盟賞の4冠に輝いた。
※写真は資料