終戦の日に倉本聰氏が戦争体験を語る
2022/08/13
ニッポン放送では、終戦の日である8月15日に、戦没者の方々を追悼し、平和を祈念する特別企画を放送する。
毎週平日の朝に同局で放送中の「上柳昌彦あさぼらけ」の放送時間を、この日のみ拡大。少年時代に戦争を体験している作家・倉本聰氏(87)へのロングインタビューをお届けする。
倉本氏は体調を壊し、山形の学童集団疎開先から帰京。杉並の善福寺で生活していた頃の話や、東京大空襲の際に見た“赤く染まる下町方面の空”の話、二度目の疎開先である岡山の小学校校庭で聞いた“玉音放送”の話などを語る。
倉本氏は「防空壕の中で、両親に抱えられ讃美歌を歌っていた時間がその後の人生も含め一番幸せな時間」と回想し、その体験談などを通して平和を考えていく。
パーソナリティーの上柳昌彦(65)は「昭和初期生まれの父や母が、あの頃語ってくれた戦争の体験をもっと真剣にメモの一つでも取りながら聞くべきだったと、今更ながら悔やんでいます。そのような折に、倉本聰先生の『破れ星、流れた』を拝読しました。まっすぐにお話をお聴きし、心を込めてお届けします」と話している。