【訃報】「千の風になって」の新井満さんが…
2021/12/04
ヒット曲「千の風になって」の訳詞と作曲で知られる芥川賞作家の新井満(あらい・まん)さんが3日午前8時46分、亡くなった。
妻で新井満事務所の代表でもある新井紀子さんが公式ホームページで報告した。「2021.12.3 AM8:46 新井満は風になりました。いま、千の風になって日本中、世界中、宇宙中を自由に吹き渡っていることでしょう」と発表。「お香典もお花もお供えもいりません。風になってあなたのもとへ訪れたときには『元気にやっているよ』『頑張っているよ』と声をかけていただければ喜びます」と続けた。
1946年、新潟市生まれ。上智大法学部卒業後、電通に入社。88年、「尋ね人の時間」で芥川賞を受賞。2003年11月に発表した写真詩集「千の風になって」と、それに曲を付け自ら歌唱したCD「千の風になって」が話題となり、テノール歌手の秋川雅史がカバーしてヒット。07年に日本レコード大賞作曲賞を受けた。