カンヌ「ある視点」部門OP作の仲野太賀ら日本人キャスト12人を追加発表
2021/06/24
俳優の津田寛治(55)、遠藤雄弥(34)主演の国際共同製作映画「ONODA(原題)」(アルチュール・アラリ監督、今秋公開)の日本人キャスト12人が追加発表された。
太平洋戦争の終結後も任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島で約30年間の孤独な日々を過ごした小野田寛郎陸軍少尉の実話をもとに、彼が生き抜いた孤独と壮絶な日々を描く人間ドラマ。フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本による合作で、遠藤が小野田の青年期、津田が成年期をそれぞれ演じ分ける。
今回発表されたのは、主人公の脇を固める俳優陣。小野田と最後まで生き残った小塚金七を松浦祐也(青年期)と千葉哲也(成年期)が演じ、小野田に戦争の終わりを告げる鈴木紀夫に仲野太賀が抜てきされた。他、カトウシンスケ、井之脇海、吉岡睦雄、足立智充、嶋田久作、伊島空、森岡龍という実力派俳優たち。映画監督でもある諏訪敦彦が小野田の父・種次郎を、イッセー尾形が小野田に最後の指令を命じた谷口義美を演じる。
このほど、「第74回カンヌ国際映画祭」の「ある視点」部門でのオープニングを飾ることが正式発表された。現地時間7月7日に公式記者会見と公式上映が行われ、アラリ監督がワールド・プレミアの瞬間に立ち会う予定。