大泉洋、監督へのクレーム連発も一転「大好き!タイプです!」とゴマスリ
2021/03/03
俳優の大泉洋(47)、女優の松岡茉優(26)らが3日、都内で映画「騙し絵の牙」(吉田大八監督、26日公開)のPRイベントを行った。
作家・塩田武士氏が、大泉を主人公に想定し、“完全あてがき”した同名小説を、大泉主演で映画化。次期社長を巡って後継者争いが勃発する崖っぷち出版社を舞台に、会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉)が窮地に立たされ、生き残りをかけて繰り広げられる壮絶な“騙し合いバトル”を描く。
物語にちなみ、自身の崖っぷちエピソードを問われた大泉は、「この撮影は常に崖っぷちでしたね、全然一発でOKが出ない。最低でも3回ですかね。全然10回くらいいく」とこだわりの強い吉田監督にチクリ。NGの理由として「大泉さんっぽいから」という時もあり、「私をあてがきした小説が原作で、私が演じて『ちょっと大泉さんっぽい。もう1回行こう』って。何がいけないんだ?って」とボヤキを連発した。
一方の松岡は、高2の時に「このまま(女優として)芽が出なかったらどうしよう」と悩んでいた時に、吉田監督作の「桐島、部活やめるってよ」に出演。「そこで大事な役をいただいてからお仕事に恵まれるようになったので、まさに崖っぷちを救い上げてもらった」と感謝の言葉。すると大泉はすかさず「君、ずいぶん監督におべっか使うな~」とツッコんだ。
しかし、松岡が、テイクを重ねることの意味合いを理解していない大泉を監督の肩を持つ発言で追い込むや、大泉は「監督…僕、全部冗談ですからね。大好き!タイプです!逆にテイクが短いと物足りないくらい」と急転ゴマスリを始め、笑いを誘った。