【訃報】ベガスのレジェンド魔術師逝く 昨年の相棒急逝に続いて…
2021/01/15
ドイツ出身で米国を拠点に活躍してきた人気デュオ・イリュージョニスト「ジークフリード&ロイ」のジークフリード・フィッシュバッカーさんが13日、亡くなった。81歳だった。14日、CNNを始めとする主要メディアが報じた。
フィッシュバッカーさんは、自宅ですい臓がんで亡くなった。悪性腫瘍を取り除くために12時間に及ぶ手術を受けたばかりだったという。昨年の5月には、相棒のロイ・ホーンさんも新型コロナウイルスに起因する合併症のため、75歳で亡くなっていた。
マジシャンのデビッド・カッパーフィールド(64)は15日、自身のツイッターで、フィッシュバッカーさんに追悼コメントを寄せた。フィッシュバッカーさんを、敬意を込めて「魔法の伝説」と表し、「ロイと一緒にラスベガスを幻想で照らしたパイオニア。彼の遺産は魔法の中で生き続けるだけでなく、この街の歴史と未来を真に形作ることにもなります」と投稿した。
二人は1990年から2003年までデュオとして活動した。シベリアン・タイガーを使った演出が目玉で、ラスベガスのホテルやニューヨークから出航する豪華クルーズのショーで人気に。映画「オーシャンズ11」(01年)にはボクシングの観客としてカメオ出演した。