市川海老蔵、「鬼滅の刃」歌舞伎化するなら「私ではなく、子どもたちの世代」
2020/12/05
歌舞伎俳優の市川海老蔵(42)が5日、オンラインで開催中の世界最大級のポップ・カルチャーイベント「東京コミコン2020」トークステージに登場し、イベント前には現地で報道陣の取材に応じた。
アンバサダーに就任した海老蔵は、「そもそも、私でいいのかな?と最初にお話を頂いた時にはありましたが、『スター・ウォーズ歌舞伎』とか長期的にご縁があった上でのお話だったので、(今日を)すごく楽しみにしていました」と笑顔を見せた。
昨4日は話題の漫画「鬼滅の刃」の最終巻が発売されたばかり。「鬼滅の刃」について聞かれ、「みんな、この会話になるよね。拝読しました」と苦笑しつつ、「『鬼滅の刃』に限らず、アメコミもそうだし、ドラえもんもそうですが、これからの時代は作られた人物像やキャラクターが世界中に広がっていく。『鬼滅の刃』という日本独特の鬼と剣術が今後世界にどのくらい浸透するのか、興味深い」とコメント。一部で「鬼滅の刃」の歌舞伎化の話があると報じられた事については、「またその話なの(苦笑)。正式には何も決まってません」とキッパリ。この質問をよくされるとあきれつつも、「具体的にやれることになるとしたなら、私ではなく、子どもたちの世代のほうが実年齢も近い。私のような年齢の人間は“自分が”とならず、若者を応援するような立場の演出とか相手役にシフトチェンジできるような題材だったらいいな」と話していた。