蒼井優、“有言実行”の先輩女優に感涙…!
2020/02/28
「第27回読売演劇大賞」の贈賞式が28日、都内で行われ、女優の蒼井優(34)がプレゼンターとして登場。「組曲虐殺」「マクベス」の演技で最優秀女優賞を受賞した神野三鈴(54)にトロフィーを渡すと、嬉(うれ)し涙を流した。
同贈賞式では、前年の受賞者がプレゼンターを務めるのが慣例。昨年、蒼井が受賞した際、演劇の“大先輩”である神野から贈られたネックレスを身につけ、「このネックレスをもらった時に、『来年、優から(トロフィーを)受け取るのは私しかいない』って張り切っていて、そういうふうに私から受け取ってもいいと言ってくれる素晴らしい先輩がいることに、いつも希望を持っています。これからも必死に神野さんに食らいついていきたいと思います」と祝福。
司会者から呼び込まれた神野にトロフィーを渡すと、2人はステージ上で抱き合い、“有言実行”となった神野の姿に蒼井は思わず感涙。涙を拭いながら、ステージ裏へはけた。そんな蒼井の姿に神野も声を震わせながら「大好きな優から渡してもらえて幸せです」と感激していた。
また、俳優の橋爪功(78)は、舞台「Le Pere 父」での演技が認められ、大賞と最優秀男優賞を“W受賞”。これは、大滝秀治さん、段田安則、片岡仁左衛門に続き4人目の快挙で、「何人か、自分のことのように喜んでくださった方がいまして、その中の1人が女房。電話連絡が来た時に、満面の笑みで『良かったね、お父さん』と言ってくれました。それが本当に一番嬉しかったです」と照れ笑いした。
この日の贈賞式は、新型コロナウイルスの感染防止のため、参加者全員のマスク着用が義務付けられ、サーモグラフィー検査も実施。橋爪は「高齢者は肺炎になって死ぬリスクが高いという嫌~な話があって、今日も来るのをやめようかと思ったんですけど」とジョークを交えつつ、「せっかくこうやって頂けるなら、頂ける間には頂いた方がいいんじゃないかと思いました」とトロフィーを手に喜んだ。