ゴダイゴ、中国との縁で音楽祭開催へ
2019/11/16
1980年10月、中国・天津で開催された「第一回中日友好音楽祭」に日本のロックバンドとして初めて中国公演を行ったゴダイゴが来年5月24日、東京・日比谷野外音楽堂で「TOKYO2020応援プログラム日中友好音楽祭 2020瞬間的永恒コンサート」を開催することになった。
16日、東京・中野サンプラザで行われたゴダイゴのコンサートの中で発表された。公演前にはメディアに対応し、経緯を説明した。
この日は当時のコンサートの模様を収録したアルバム「中国 后醍醐」を再現する趣向。中国公演をきっかけにリーダーのミッキー吉野のプロデュースで、日本で歌手デビューした郭峰(グォフォン)と昨年、再会したことなどがきっかけとなって、音楽祭の案が進行したという。
ベースのスティーヴ・フォックスは「通販アリババ・コムに世話になっている」と冗談を放ったが、各メンバーは中国との縁を強調。同バンドの代表曲が「ガンダーラ」であることは有名だが、ミッキーは「実はバンド結成前から中国に行きたかった」と告白。バンド名の由来である後醍醐天皇も「中国にあこがれていたと聞いているし、名前に現実がついていった」と不思議な経緯を説明。ギターの吉澤洋治は愛息が中国の大学を卒業し、現在は日中関係の仕事に従事していると明かし、タケカワユキヒデの三女で歌手の基(もとい)は昨夏、内モンゴル自治区出身の男性と結婚。挙式にタケカワとミッキーが出席した流れで、第一線歌手に成長した郭峰と再会できたことで、背中を押されたと説明した。
ミッキーは「日中友好というと、何か嘘くさくなってしまいがちだが、これはすべてがリアルストーリー。リアルストーリーの上で物事が発生していく」「友好とは何か?を考えたら、個人が友だちになることだと思った」などと熱弁。郭峰も「中日交流で、新たに情報を発信できたらうれしい」と話した。
なお、同音楽祭には大黒摩季、プリンセス プリンセスの渡辺敦子と富田京子、押尾コータローらが参加する。