石倉三郎“ヒアハラ”実感で「恐ろしかった」
2019/09/17
俳優の石倉三郎(72)が17日、都内で行われた“難聴”が引き起こす誤解をテーマにしたショートムービー「気づかなくてごめんね」完成発表会に登場した。
難聴への知識向上を目指し、2018年に「ヒアリングハラスメント・ゼロ推進委員会」を発足。その第1弾プロジェクトとして、犬童一利監督(33=写真右)がメガホンをとり、石倉が主演を務めたショートムービーを製作。難聴でコミュニケーションがとれず、認知症と誤認されるケースが多発していることを啓発する物語になっている。
犬童監督とは、16年公開の映画「つむぐもの」以来、2度目のタッグとなった石倉は「最初出会った時は、頭が金髪で野球帽をちょこんとかぶっていてね、『あぁこの男が監督か。もうこの作品はダメだな』と。これが強烈な印象でしたね」と回想。「そのインパクトがありますから、いまだに映画少年って感じですね」と再タッグを喜んだ。
劇中では周囲から認知症だと誤認される老人を演じ、「雑音、ノイズにしか聞こえない。理解ができないで、孤立感が深まる。焦ってくるだろうし、恐ろしかった」と実感たっぷり。“ヒアハラ”についても「知ると知らないとじゃ、全然違う。百聞は一見にしかずです。明日は我が身だと思うので、ぜひ見ていただきたいです」とアピールした。同日よりYouTubeで公開される。