西島、蛾次郎の“大暴走”にタジタジ
2019/09/17
俳優の西島秀俊(48)、佐藤蛾次郎(75)らが17日、東京・葛飾区の柴又帝釈天で行われた映画「任侠学園」(木村ひさし監督)のヒット祈願イベントに出席した。
今野敏氏の人気小説「任侠」シリーズ(中公文庫)が原作で、世の中のルールは絶対守る、社会貢献大好きな弱小ヤクザ阿岐本組が義理と人情を武器に、倒産寸前の私立高校を立て直す。西島は、親分(西田敏行)に振り回される阿岐本組ナンバー2の日村を演じる。
劇中で阿岐本組の所在地が同区内であることから、この日は、同名所で監督、出演者7人が参拝した。
佐藤は、同作では地元工務店の親方を演じたが、名作「男はつらいよ」シリーズで約50年間、同寺で働く男を演じたなじみ深い場所。トークショーで登壇し「50年ここで(撮影を)やっていますけど、舞台に上がったのは初めてです。いつもその辺で掃いていますから」と自身の名場面に絡めて観客を沸かせた。本作のことはすっかり忘れ、「寅さん、12月27日からなんで一つよろしく」と他の出演作をPRし、キャスト陣は苦笑い。さらに自身の腹巻きを披露すると「これ50年着てるの。寅さん始まった時から」と“寅さん話”を再開。
温和だった西島も「ちょっとは『任侠学園』の宣伝もしてもらっていいですか~」とツッコんだ。特に反省する様子もない佐藤は「うちの娘がね『西島さんと写真撮ってきて』て。撮影の時、取り忘れたら、えらい怒られちゃって。後でよろしく」とマイペースな“大暴走”に、西島はタジタジだった。
27日公開。