タランティーノ監督、集大成の熱い思い
2019/05/24
フランス・カンヌで開催中の「第72回カンヌ国際映画祭」で21日に公式上映された映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の公式会見が22日、現地で行われ、クエンティン・タランティーノ監督(56)、レオナルド・ディカプリオ(44)、ブラッド・ピット(55)、マーゴット・ロビー(28)の主要キャストが出席した。
コンペティション部門に出品された同作は、1969年に実際にあったカルト集団が米女優シャロン・テートを殺害した事件が題材。ディカプリオは栄光を取り戻そうとする落ち目のTV俳優、ピットはそのスタントマン、ロビーはシャロン・テート役を演じた。
9作目となるタランティーノ監督は「今までの作品の総括のような部分が無意識的に出ていた」と集大成の思い。ディカプリオは「幸運にも僕らが仕事をさせてもらっているこの業界に対するラブレターなんだと思う」と感想。ピットは「レオは人間が崩壊する瞬間を、今まで見たことがないくらいの素晴らしい演技で表現してみせた」と称賛。また、ロビーは自身が演じたシャロン・テートが「物語の心臓」であると表現し、「私の目から見て、彼女は一筋の光だった」と話した。
米国では7月26日公開、日本では8月30日公開。