渡部豪太、悩み「たくさんあります」
2019/04/30
俳優の渡部豪太(33)が30日、都内で「絵本『あらしのよるに』出版25周年×音楽劇制作記念トーク&読み聞かせ」に出席した。
出版元の講談社と、8月に同作を舞台化することが決まっている日生劇場によるコラボイベント。
シリーズ累計350万部超えを誇り、アニメ、映画、歌舞伎舞台化された名作で、オオカミのガブとヤギのメイが「食う」「食われる」の関係をこえて友情を育てる物語。渡部は、音楽劇で主人公のガブを演じる。この日は、招待客約200人の親子を前に原作者で絵本作家のきむらゆういち氏(71)と一緒に読み聞かせ。舞台さながらのリアルな表現力で、子どもたちの視線を釘付けにした。
渡部が同絵本を読んだのは大人になってから。「オオカミとヤギが人間に思えて、僕たちの生きる世の中に見えたので、なんて深いお話なのだろうって思った」と最初の感想を語った。自身も人間関係での悩みについて「たくさんあります」とキッパリ。「ドラマの現場では、役者さん、カメラマン、宣伝する人たくさんの人がいるので、私が良かれと思って100やったことが50ぐらいにしか受け取ってもらえなかったり、逆もあったりして、人間関係って難しいな」と率直な思いを明かした。それでも心掛けていることは「謙虚に、相手にありがとうの心を常に自分の中に持っておくことが大事かな」と話した。
音楽劇は、東京・千代田区の日生劇場で8月3、4、5日に全6回公演。