【訃報】ケーシー高峰さん、肺気腫で
2019/04/10
医事漫談で知られるケーシー高峰(たかみね、本名・門脇貞夫=かどわき・さだお)さんが8日、肺気腫のため、入院先の福島県いわき市の病院で亡くなっていたことが分かった。10日、事務所関係者が明かした。85歳だった。
関係者によると、ケーシーさんは昨年4月、「歩くと肺が苦しい」として入院。肺気腫と診断された。その際は、3週間ほどで退院、自宅療養を続けていたが、約2カ月前から再入院していた。昨年9月に収録した「お笑い演芸館+」(BS朝日)が最後の仕事となった。葬儀は未定という。
1934年2月、山形県出身。母方の実家が代々医師だったため、自身も日本大学医学部に進学。しかし、在学中、モダンジャズに傾倒したため、医学部をいったん卒業した後、日大芸術学部に学士入学。57年に卒業すると、本格的に芸人の道を志し、コロムビア・トップ門下の大空はるかと組んだ漫才コンビ「大空はるか・かなた」で活動した。コンビ解散後の68年、「ケーシー高峰」に改名し、医学の知識を活かした独特の医事漫談で人気者となった。