趣里、菅田に教えたこととは?
2018/10/20
俳優・水谷豊(66)、女優・伊藤蘭(63)夫妻の長女で女優の趣里(28)、俳優の菅田将暉(25)らが20日、東京・丸の内ピカデリーで行われた映画「生きてるだけで、愛。」(関根光才監督、11月9日公開)の完成披露上映会に出席した。作家・本谷有希子さんの同名小説の映画化。過眠症で引きこもりな上、自分をコントロールできないヒロイン寧子(趣里)とゴシップ記事のライター津奈木(菅田)の不器用な愛を描く。
趣里は「まずは、脚本を読んだ時にエネルギーを感じました。その初期衝動を大切に演じました」と撮影を振り返り、共演の菅田に対しては「菅田さんってとっても自然体な方です」と表現した。現場では体の固い菅田が趣里からストレッチを習い、趣里が菅田からボクシングを習うなどして、コミュニケーションを図ったという。
劇中では「ほんの一瞬でも分かり合える」かが大きなテーマ。「分かり合えるのはどんな時?」の質問に趣里は「言葉じゃないのかな。舞台とかをやらせてもらっていると、お客様と通じ合う時間がある。同じ時間に生きて、そして存在している空気が流れ、幸せと喜びを感じます」と答えていた。