渡辺大、人生の師匠は「津川雅彦さん」
2018/10/20
俳優の渡辺大(34)が20日、都内の劇場で主演映画「ウスケボーイズ」の初日舞台あいさつを行った。
日本ワイン界の先駆者の思いを受け継ぎ、ワイン造りに励む若き革命児たちの物語。渡辺はワイン造りに苦悩する実直な青年を演じた。マドリード国際映画祭などで外国語映画部門の主演男優賞を受賞し、「この作品で日本ワインを発信し、日本ワインが文化として普及すればうれしい」と映画だけにとどまらない反響を期待した。
作品にちなみ、人生の師匠を問われた渡辺は、今年8月に亡くなった俳優の津川雅彦さんを挙げた。「子どもの頃からお世話になり、17歳の頃から僕は勝手に師弟関係のようなものを感じています。色々なことを学ばせていただき、今ここにいるのは津川さんのおかげです」としみじみ。さらに幼少期に乗馬を教わったコーチも師匠として挙げた。「もう亡くなってしまったけれど、10歳の頃に乗馬の基礎をたたきこんでくれた人。きつかったけれど、今の仕事で馬に乗れるのは大きなことです」と亡き師匠に感謝していた。
この日は柿崎ゆうじ監督と共演の出合正幸、内野謙太、竹島由夏、伊藤つかさも登壇。撮影から1年が経過しているが、渡辺は「撮影時と変わらない関係性でいられるのは、まさに日本ワインがもたらした縁。お酒がつなぐ縁ってあるんだと思った」と感慨深げだった。