肺がん公表の円楽、術後1週間で高座復帰!
2018/10/12
先月28日、初期の肺がんを公表した落語家の三遊亭円楽(68)が今日12日、神奈川・「横浜にぎわい座」で独演会を行い、高座に復帰した。
今月4日に入院して最終検査を受け、5日に手術を受けてからちょうど1週間後のスピード復帰。400席が満席の中、落語二席を演じた。
本番前には、集まった報道陣に対応。がんの切除手術について、のどの下の辺りを手で抑え「ここのリンパのところに声帯につながる神経があって、そこも取りたい」と医師の助言を受け、肺だけにとどまらなかったという。声枯れの懸念もあったが、「命にかかわる」と言われ、切除を決断したという。会見中の声は、手術前と変わらないようで、顔色も良かったが、予定では「もう1日早く出られるはずだった」とも。「(がんとは)別のところに肺気腫があって、空気漏れがあったので、それを止めるのに余分に1日かかった」と明かした。
がんを宣告された時のことを振り返り、桂歌丸さんが7月に逝去したため、「歌丸師匠に呼ばれたと思った。呼ぶんじゃないクソジジィ」と冗談も交えたが、「師匠が呼んだんじゃなくて、(がんを)見つけてくれたんだと思う。(発見が)来年だったら向こうに逝ってるんだから」としみじみ語った。今後は「とりあえず、やってみようかと思って。どこまでアクセル踏んでいいのか、ブレーキをかけるのか。年寄りの間違いは多いですけど、そこは大丈夫かなって(調整しながら)そっと踏んでみますよ」と独特の言い回しで、体調を考慮しながら仕事に臨んでいくことを明かした。
※写真は資料