妻夫木、将棋の棋士役挑戦も「僕が一番下手」
2018/03/16
俳優の妻夫木聡(37)、女優の松たか子(40)らが映画「泣き虫しょったんの奇跡」(豊田利晃監督)に出演することが分かった。脱サラ棋士として知られる将棋の瀬川晶司五段(47)の自伝的小説が原作で、主演は松田龍平(34)。妻夫木は、晶司(しょったん)と苦楽を共にする冬野渡、松は小学生時代の恩師・鹿島澤佳子を演じる。
瀬川五段は、「26歳の誕生日までに四段に昇格できなければ退会」という奨励会の規定により1度は退会。そこからアマチュア棋士として頭角を現し、再びプロへの夢を実現させた。
妻夫木は、瀬川五段と同じ神奈川県立舞岡高校出身ということもあり、「勝手ながら運命的なものを感じていました」という。次第に精神を病んでいく役どころだったが、「豊田監督の繊細な演出が印象的でした。あと多分、僕が出演者の中で一番将棋が下手でした。染谷(将太)くんと最弱決定戦なるものをやったのですが決着がつかなかったので、今度じゃんけんしておきます」と冗談交じりにコメントしている。
一方の松は、棋士たちとの共演シーンはなかったが、「現場に瀬川さんもいらっしゃったのでとても緊張しましたが、しょったんはもちろん、生徒の皆と目線を合わせられたらと思っていました」と撮影を振り返っている。
他に永山絢斗、駒木根隆介、新井浩文、早乙女太一、イッセー尾形、美保純、小林薫、國村隼らが出演。今秋公開予定。