【訃報】落語家・柳家小蝠さんが
2018/01/13
落語芸術協会に所属する落語家・柳家小蝠(やなぎやこふく、本名・新井淳一=あらいじゅんいち)さんが12日午後3時50分、肺炎のため、都内の病院で亡くなった。42歳だった。
通夜は20日、告別式は21日、いずれも東京・町屋斎場で。喪主は妻の久実子(くみこ)さん。
群馬県高崎市生まれ。五代目立川談志師匠に入門。十代目桂文治門下に移籍し、文治師匠没後に、柳家蝠丸門下へ。05年2月に二ツ目に昇進し、柳家小蝠を襲名。14年5月に真打ちに昇進した。
同協会は「先代文治師匠の演目や芸協に古くから伝わる新作落語『芸協噺』を好んで演じ、その芸歴に裏打ちされた語り口は親しみやすく、技巧派の演者でした。先輩から愛され、後輩からも慕われる存在で、当協会において欠かすことのできない特別な若手演者でした。あまりにも若すぎる突然の訃報が悔やまれてなりません」とコメント。