ベテラン歌手・奥村チヨが引退
2018/01/06
「終着駅」や「恋の奴隷」など歌謡曲全盛期のヒット曲で知られる歌手の奥村チヨ(70)が、年末をもって芸能界を引退することが分かった。6日朝、所属するユニバーサルミュージック合同会社がファクスで主要メディアに報告した。東京オリンピック開催翌年の1965年3月に「あなたがいなくても」でデビュー。紅白には3回出場した。これまでに、シングル49作とアルバム16作(全曲集は除く)で約380万枚を出荷。プライベートでは、74年に作曲家・浜圭介氏と結婚した。
最後の作品は今月24日発売のアルバム「ありがとう~サイレントムーン」(CD16曲+DVD3曲)。代表曲にくわえ、新たにレコーディングした新曲「サイレントムーン」が収録された。DVDは1969年代~70年代の貴重なヒストリー映像に編集されている。
以下、本人コメント。
ファンの皆様へ
私、奥村チヨは1月24日発売のアルバムに新曲「サンレントムーン」を入れ、今年いっぱいで歌手活動を卒業する事を決心致しました。今迄ファンの皆様そしてスタッフの皆様にささえられいつも元気を頂き本当に楽しくお仕事をさせて頂き大変幸福でした。
又デビュー以来多くのヒット曲にも恵まれさらに私が40才代の時には「恋の奴隷」の歌と共に私のファッションもとても若い方々に気にいって頂き最高にハッピーでした。
私は人生はいつもひきぎわが大事だと思い本当は2014年に母が亡くなった時に、もう完全にやめようと思っていたのですが、ついつい私の好きな作品とめぐり会ってここまで来てしまいました。
私自身の事よりも今まで応援して下さったファンの皆様の事を思えば大変心が痛みますが長年に渡り今迄熱いエールを送り続けて下さり心から御礼と感謝を申し上げます。
そして最後に私は感動できる歌にめぐり会いました。「サイレントムーン」この歌で卒業したいと思います。長い間本当にありがとうございました。
奥村チヨ