《続報》渡瀬さん「幸せな俳優人生」事務所発表
2017/03/16
俳優・渡瀬恒彦(わたせ・つねひこ=本名同じ)さんが所属していた東映東京撮影所マネージメント部は16日、マスコミ各社にFAXで訃報を伝えた。
それによると、渡瀬さんは3月からの撮影に向け準備を進めていたが、2月中ごろに左肺に気胸を発症し入院治療。3月に入り敗血症を併発し、多臓器不全のため14日午後11時18分、都内の病院で亡くなった。72歳だった。葬儀は、故人、家族の意向により親族のみで執り行うという。同部では「渡瀬恒彦のファンの方々、撮影をご一緒させていただいたキャスト・スタッフの皆様から並々ならぬご声援をいただき、最期まで幸せな俳優人生を全うできましたことを心より感謝申し上げます」とのコメントを発表。
渡瀬さんはサラリーマン時代、当時の東映社長の故・岡田茂氏に口説かれて俳優に転身。1969年に東映と契約し、翌年、映画「殺し屋人別帳」の主役でデビューした。以降、東映の「仁義なき戦い」シリーズなどの任侠ものを支えたほか、さまざまな映画やドラマで活躍した。