北島、思い出は「坊主」から「サブちゃん」まで
2016/02/28
演歌歌手の北島三郎(79)が28日、都内で行われた「安藤昇さんのお別れの会」に出席し、デビュー以前からの思い出を明かした。北島が高校卒業後、1959年に上京し、渋谷で“流し”の歌手を始めた頃に、当時、渋谷を拠点に愚連隊「安藤組」を仕切っていた安藤さんと初対面したのが出会いだったという。「チラっとお会いすることがあって、『よっ坊主!頑張ってるか。元気か』と声をかけてもらった」と振り返った。“流し”の活動を約6年で終え、北島が歌手デビュー後、東映の映画に出演する仕事がきた際、京都の撮影所に、安藤さんが顔を見せたという。65年に俳優デビューしていた安藤さんは67年には松竹から東映に移籍し、同じ撮影所で映画の撮影をしていたようで、かつて「坊主」と呼んでいた北島を「サブちゃん」と呼び、「こっちの世界でやりたいんで、よろしく」とあいさつされたという。「すごく低姿勢でね、こっちの方が恐縮してしまった」と半世紀以上前のエピソードを懐かしそうに語った。この日は、最後のお別れとなったが「懐かしい」を繰り返し、「やっぱり寂しい。映画でご一緒した人がみんな亡くなっていく」と故人の死を惜しんだ。
一方、この日、三女で女優の水町レイコ(41)が今月2日に、俳優・上地慶(32)と結婚していたというおめでたい話題も明らかになったばかり。お相手について「本人たちが選んでくれたことなので、大賛成です!」とキッパリ。「嫁にいくのも、嫁にもらうのも縁だから、幸せになってくれれば」と若い2人にエールを送った。