原田監督、次回作は「東京ローズ」?
2015/10/09
映画監督&俳優の原田眞人(66)と女優の樹木希林(72)が9日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見した。22日から開幕する「第28回東京国際映画祭」では、「Japan Now」部門が新設され、第1回は樹木が出演した「わが母の記」など原田監督の5作品が上映されることが決定。原田監督は「新部門の最初の監督に選ばれたのは名誉なこと。自分の国の映画賞に参加できることに興奮している」と感想を語った。原田&樹木コンビの次回作の構想について質問が飛ぶと、原田監督は「歴史上の重要な人物で誰も想像できない人物を考えています」と告白。原田作品は、日本と米国双方に絡むテーマが多く、外国人記者からは「東京ローズでは?」との声も飛んだ。太平洋戦争中、日本軍の要請で米国軍向けに行ったプロパガンダ放送の日系米国人の女性アナウンサーのことで、戦後国家反逆罪で逮捕された。記者団から「なるほど」との声があがる中、原田監督は笑顔で質問をスルーした。