くも膜下出血の米良が復帰!歌声は「6~7割」
2015/09/14
昨年12月、くも膜下出血で倒れ休業していたカウンターテナー歌手の米良美一(44)が14日、横浜みなとみらいホールで復帰コンサートを迎え、本番直前に会見を行った。今年1月に後遺症の水頭症の手術を行い3月に退院。現在は自宅で両親に見守られ、リハビリを続けている。本番では「もののけ姫」など6曲を歌唱予定。「声はまだ10割出るわけではないけれど病み上がりとしては6~7割。それより、この経験で身に染みたニュアンスが歌ににじみ出ればいいな」と前向き。「皆さんをガッカリさせないように歌えるか、それだけが気がかり」とプレッシャーも明かした。「一時は歩行も困難になってしまった」というが、現在は自然。「理学療法士の先生の力で、ここまでよちよち歩きできるようになった。まひは時間が経つごとになくなりました」と報告。「生まれつきある難病との兼ね合いで、リハビリを慎重に進めなければいけなくて。今は長時間立っているとフラつくけれど、それは徐々にリハビリで解消していく」と語った。病の前兆は一切なかったが「母方の家系にくも膜下出血が多くて。お医者さんが言うには遺伝とストレス、両方じゃないかと」と分析し、「みなさんも気を付けて」と呼びかけ。「皆さんに歌を聞いていただけることが、私にとって特別と思い知った。とにかく長生きして、喜んでいただけるように歌いたい」と歌える喜びを噛みしめた。