「羊たちの沈黙」犯人隠れ家、売り出される
2015/08/20
91年公開で作品賞などアカデミー賞5冠に輝いた米映画「羊たちの沈黙」で連続殺人犯の隠れ家として描かれた米ペンシルベニア州の家が30万ドル(約3600万円)で売りにだされて話題になっている。ロイターなどが報じた。猟奇殺人を追うFBI訓練生(ジョディ・フォスター)と元精神科医(アンソニー・ホプキンス)の奇妙な交流が描かれるが、事件の犯人“バッファロー・ビル”はテッド・レヴィンが演じた。ロケで使用された家はピッツバーグ郊外にあり、ビクトリア様式の3階建て。撮影は3日間、準備を含め6週間かかった。映画では、大量の蛾(が)がいて不気味な地下牢があったが、実際にはなく、花柄の壁紙が張られ、大きなプールもある温かな印象の家だ。同物件は、スコット・ロイドさん(63)&バーバラ・ロイドさん(63)夫妻が76年に購入し、住み続けてきたという。夫妻は「もっと小さい家に引っ越すために売りに出した」と話している。