いっこく堂、恩人の米倉さんに感謝
2014/08/28
80歳で急死した俳優・米倉斉加年さんの訃報を受け、腹話術師・いっこく堂(51)が27日更新のブログで追悼した。劇団民芸から腹話術への転身を支えてくれた恩人だという。「1991年9月…当時の僕は役者として行き詰まっていました」と転機を回想。公演先・長野の宿舎が旅館だったことから米倉さんの提案で『余興大会』が開催された。米倉さんをマネたいっこく堂は、「ちっとも似てないじゃないか」「でも、面白かったから優勝」と金一封ゲット。その後、「君は芝居をやっている時より、一人で芸をやっている時の方が生き生きしているね」と指摘され、同年末にひとり芸を決意。劇団員が批判的な中、「やるんだったら一生懸命やりなさい」と押してくれたという。推薦文に「いっこく堂は…見ている人を勇気づける魂の芸人である」と書いてくれたと感謝。「まだまだその推薦文の域には程遠いですが、いつかその言葉に恥じないような芸人(腹話術師)になりたい」と誓っている。