【前編】
2023年4月7日(金)
よる11:15~放送
(※一部地域で放送時間が異なります)

【後編】
2023年4月8日(土)
よる11:00~放送

ニュース
番組概要

発達障害を抱える夫と、
寄り添い続ける妻…
2人が紡ぐ《心温まる優しい世界》が
この春、日本中をそっと包み込む――

主演・瀬戸康史×上野樹里
ベストセラー作品
『いま、会いにゆきます』を生み出した
小説家・市川拓司氏を支えた
ささやかな愛と日常-。
《不滅の夫婦純愛》を
2夜連続でドラマ化!

発達障害を抱える夫と、寄り添い続ける妻――恋愛小説家・市川拓司氏を支える
《不滅の夫婦純愛》を、至高のタッグ《主演・瀬戸康史×上野樹里》でドラマ化!

 《普遍的な愛の尊さ》を切なくも温かく綴り、日本中を感涙させたファンタジー恋愛小説『いま、会いにゆきます』。2003年に発刊され、翌年公開の映画も興行収入48億円の大ヒットとなった、あのベストセラー作品を生み出したのが恋愛小説家・市川拓司氏です。発達障害を抱え、社会生活で数々の困難に直面しながらも、この《傾いた個性》があったからこそ強くなり、小説家になれたという市川氏。さらに…彼がさまざまな苦難を乗り越えていく上で絶対になくてはならない存在――それが高校時代に出会って以来ずっと支え続けてくれた妻でした。
 そんな市川さん夫婦が実際に育んできた《愛のかたち》を基に、《発達障害を抱える夫と、彼に寄り添い続ける妻の純愛物語》を描くスペシャルドラマ『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』がこの春、2夜連続で放送されます。本作は2018年に発刊された市川氏の同名タイトル著書を軸に、映画『いま、会いにゆきます』も手掛けた岡田惠和氏が脚本を担当。さらに…《主演・瀬戸康史×上野樹里》――微に入り細を穿つ表現力で日本のエンタメ界を牽引する2人が、《不滅の夫婦純愛》をしなやかに熱演! 息苦しさを感じがちな現代を生きる人々の心に、そっと寄り添うように…共感と癒やし、前向きに穏やかに明日を生きる活力を与えてゆきます。

「すべてをさらけ出してお芝居ができた」、「臨機応変に動いてもしっくりきた」… 瀬戸&上野、12年ぶりの再共演で心から共鳴! 《心温まる優しい世界》を構築

 前後編にわたり、スペシャルドラマ『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』の語り手となるのは、主演の瀬戸が演じる主人公・伊佐山ジン。そして、上野が演じる彼の妻・優美です。人一倍繊細であるがゆえ、無作為に人々から発せられる悪意に耐えきれず、突発的に心身が乱れてしまうジン。そんな彼が心から愛する存在で、また自身も大きな愛と一歩引いた俯瞰の目で夫を包み込む妻・優美。この夫婦の深い愛を、NHK大河ドラマ『江 ~姫たちの戦国~』(2011年)以来…12年ぶりの共演となる瀬戸と上野が体現します。
 「ここまでガッツリ、一緒にお芝居するのは今回が初めて」という2人。ですが、その心は言葉を介さずとも、自然と共鳴! 「ジンは優美が大好きで、心から愛している――その揺るがない愛一本で、ジンを演じようと心掛けていました。優美を演じる樹里さんは素直で嘘がない方なので、僕もすべてをさらけ出す気持ちでお芝居ができました」と瀬戸。一方、上野も「瀬戸くんは『江』で演じられた美男子・森蘭丸のイメージが強かったんですけど、いざ撮影が始まったら…動きから何からジンそのもの! 撮影現場でお互い妥協することなくお芝居を追求することができましたし、それぞれ臨機応変に動いてもしっくりきたんです」と、歓喜の笑みを浮かべます。
 そんな2人が本作で作り上げるのは《心温まる優しい世界》。キュッと胸が締め付けられたり、微笑ましい気持ちになったり、じんわり心が温まったり…。周りの人とちょっと違うかも…と思う行動や心模様も、唯一無二の個性と捉え、のびのびと向き合って生きることで、その先にはキラキラとした新しい世界が待っている! 「誰一人取り残さない」を原則とするSDGsでも、ダイバーシティ(多様性)とインクルーシブ(共生)が開発目標として掲げられる今――瀬戸&上野が先入観に囚われることなく、心のままに演じる《誰もが享受すべき、ささやかな愛と日常》に、どこまでも心満たされてください。
あらすじ
前編
2023年4月7日(金)
よる11:15~放送
(※一部地域で放送時間が異なります)
 愛の言葉を世界に広めたい――そんな純粋な思いのもと、日々筆を走らせる小説家・伊佐山ジン(瀬戸康史)。“恋愛小説家”として世間から大きな注目を集める彼だが、実は発達障害を抱えており、その心と体は人一倍繊細…。無作為に人々から発せられる悪意に触れたりすると耐えきれず、心身共に乱れてしまうため、家からほとんど出ない生活を送っている。そんな彼の傍らには、いつも妻・優美(上野樹里)の姿があった。愛してやまない人と寄り添って紡ぐ、ささやかな日常――それはジンにとっても、優美にとっても、かけがえのない宝物であり、人生の原動力となっていた。
 そんなある日、ジンのもとへフランスの出版社から、現地での講演会と取材の依頼メールが届く。ずっと前に優美が素敵だと言っていた名所モン・サン・ミッシェルにも行くことができると知り、笑顔をのぞかせるジン。だが、遠く離れたフランスへ行くには飛行機に乗らなければならない。轟音と共に飛ぶ飛行機を想像した瞬間、ジンは極度の息苦しさを覚えて倒れてしまい…。
 しかし、その夜――。講演会の依頼があったことなどつゆ知らず、テレビで流れたモン・サン・ミッシェルの映像を見てうっとりする優美の姿を、ジンは目の当たりにする。自分のせいで旅行にも行けない優美…。その心に思いを馳せ、胸を痛めたジンは突発的に、フランスの出版社からの依頼を受けることを決意! ジンにとって飛行機での移動は大きな負担となるため、優美は断った方がいいと考えるが、ジンは「優美とフランスに行きたい」と言い、快諾の返事を送ってしまい…!?

後編
2023年4月8日(土)
よる11:00~放送
 発達障害を抱える恋愛小説家・伊佐山ジン(瀬戸康史)は、愛する妻・優美(上野樹里)を憧れのモン・サン・ミッシェルに連れて行きたいという思いから、フランスでの講演会依頼を快諾。しかし、やはり自分には飛行機での移動は難しいことを痛感し、ジンの心は自責の念に駆られ、なかなか晴れない。そんな彼を見て、優美の心にもまた、もやがかかり…。
 その矢先、優美のもとに高校時代の友人から、久しぶりに連絡が来る。夫が開業するフレンチレストランのレセプションパーティーに来ないか、というのだ。ジンを一人で放っておけず、はなから断るつもりの優美。だが、ジンが即座に発したのは「行っておいでよ」という、意外な言葉だった!
 ジンの気持ちはうれしいけれど…と思い悩む優美に、ジンは「優美は少し僕から自由になった方がいいんだよ」と言い、やるせない思いを吐き出すことに! 優美は複雑な気持ちを抱きながらも、パーティーに参加するが…。
 お互いを愛するがゆえに、すれ違ってしまう心――。そんな中、2人の心にはこれまで一歩ずつ、ゆっくりと育んできた愛の軌跡がよみがえり…。