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2019年3月5日

超豪華、全キャスト解禁! 小林薫、松重豊、岸部一徳…個性豊かな実力派俳優が開局60周年記念ドラマを彩る!

 テレビ朝日では、主人公・財前五郎役に岡田准一を迎え、開局60周年を記念した超大型ドラマスペシャルとして、今年5月22日(水)から5夜連続で『白い巨塔』を放送いたします!
 このたび、この超大作を彩る豪華キャスト陣を全解禁! テレビ朝日の開局60周年を飾るにふさわしい最高峰の俳優陣が顔を揃える、2019年の『白い巨塔』にご期待下さい!

小林薫、松重豊、岸部一徳…日本を代表する名優たちが作品を彩る!

 財前の義理の父で圧倒的な財力を誇る産婦人科医・財前又一役には小林薫が決定。娘婿である財前を、自身の悲願でもある浪速大学第一外科教授の座へと押し上げるべく、金という“実弾”を使い、教授選に関わる人物たちを次々と取り込んでいきます。豪快かつ狡猾な財前又一という男を小林がどのように体現するのか、今から期待が高まります。
 浪速大学医学部長・鵜飼裕次役には松重豊。学内政治にも精通し、現在の医学部長という座に君臨する鵜飼は、東と決別し、教授選に臨む財前を自身の一派に取り込もうと画策します。数々のドラマ・映画でバイプレーヤーとして活躍する松重は、今作ではどのような存在感を見せてくれるのでしょうか。
 そして浪速大学病理学科教授の大河内恒夫役に岸部一徳が決定。野心むきだしの財前をあまり快くは思っていない大河内は、教授選に公正を期すため選考委員に名乗りを上げます。岸部の重厚感のある芝居と深みのある眼光は、白熱する教授選にさらなる緊迫感を与えることでしょう。

 さまざまな作品を彩ってきた小林、松重、岸部という日本を代表する名優たちが『白い巨塔』でどのように躍動するのか、ぜひその芝居を目に焼き付けてください!

ほかにも個性豊かな俳優陣が続々! 2019年の『白い巨塔』を盛り上げる!

 さらに開局60周年記念のスペシャルドラマにふさわしい豪華キャストも続々! 
 椎名桔平、八嶋智人、高島礼子、柳葉敏郎、岸本加世子、市毛良枝、浅田美代子、筒井道隆、小林稔侍といった名だたる実力派俳優たちから、夏帆、満島真之介、飯豊まりえ、斎藤工、山崎育三郎、向井康二、市川実日子、美村里江、徳永えりといった第一線で活躍中の若手俳優陣、そして一癖も二癖もある演技派俳優たちまでが、一挙集結し、『白い巨塔』という唯一無二の名作に挑みます!
 かつてないほどの豪華俳優陣が、どのようにドラマを盛り上げていくのか――2019年の『白い巨塔』の幕開けは、もうすぐそこです!

財前五郎役・岡田准一 コメント

 テレビ朝日開局60周年を記念した5夜連続の大型ドラマということで、こんなにも豪華なキャストのみなさんとお仕事をすることができ、とてもうれしく思っています。みなさんと一緒に『白い巨塔』という大作に挑めたことも楽しかったですし、鶴橋監督のもと、和気あいあいと撮影ができたこともいい経験になりました。

財前又一役・小林薫 コメント

 この作品に出てくる人たちは欲望がはっきりしていて、みんながその思惑の中で動いているのですが、その中でも又一という人は特にわかりやすいんです。人って、空気を読んだり、周囲とのバランスを取りながら、そういう強い欲望を出さないように取り繕うものなので、彼はある意味とても正直な人だと思います。見る側からしたら、ここまで自分の欲望をあらわにする人は、むしろチャーミングに映るかもしれないですね。
 でも、そういう強い欲望をもった人が成功していくだけの物語だときっと面白くない。『白い巨塔』には、強い欲望だけでなく挫折もきちんと描かれているんです。五郎(岡田准一)も病に倒れたり、裁判で負けたり、挫折を味わいます。五郎がスムーズに上り詰めていって、女性とお金に囲まれているようなドラマだったら、見ている人も納得しないと思います。欲望と挫折、どちらの要素も含まれているのが何度も映像化されるゆえんでしょうね。時代が変わっても楽しめる作品だと思います。

鵜飼裕次役・松重豊 コメント

 山崎豊子さん原作の作品は以前にも経験させていただいているのですが、あの重厚な人間模様の中にまた入るんだなという、気合いも入りますし、覚悟が要るドラマになるだろうと思いました。原作の世界観を現代に置き換えて再生するのは大変ではないかと思ったのですが、台本を読んだ際には、見事に2019年のものに蘇っていると感じました。
 私が演じる鵜飼という人物は、組織の中で上り詰めていくことが最高の目的であり、使命でもある。いつの時代にもこういう権威主義的な人間は組織の中に住みついているだろうと思うので、小気味よく憎まれ役に徹しようと思います(笑)。
 大学病院という組織の中の人間模様が、日本の社会の縮図にも捉えられるような、普遍的な面白さがあるドラマだと思うので、ぜひその縮図を覗いてみてください。

大河内恒夫役・岸部一徳 コメント

 医者を目指す人は、みんな志をもってスタートして、そこから権力という渦に巻き込まれていくと思うんです。僕が演じる大河内は、一人一人の中にある医者としての良心を形にしたような存在です。大河内がいることで、医学界にもまだ良心が残っていると信じられる欠かせない存在だと思います。もちろん、この大河内の良心に共鳴する人もいれば反発する人もいるわけですが…。財前(岡田准一)も大河内の教え子ですから、やはり志をもってスタートしているんです。だけど、次第に財前の権力志向が現れてくる。まぁ、そこが財前の魅力でもあるんですけどね。大河内は自分がどうなりたいというよりも、人を助けたいと考えているので、どちらかというと里見(松山ケンイチ)に近いタイプだと思います。
 財前と里見という二人の教え子が、同時に“白い巨塔”の中で、キャリアをスタートして離れていく。岡田准一さんがこの『白い巨塔』を背負って、いろんな人が演じてきた財前をどんな風にやるんだろうというのも楽しみですね。