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西加奈子

西加奈子

小説家

テレビ朝日11月6日(水)・13日(水)

西加奈子

今回の表現者は、小説家・西加奈子(にしかなこ)。2015年「サラバ!」で直木賞を受賞。画用紙替わりのダンボールにクレヨンで描く独特の絵も高く評価され、著作の装丁絵も多数手がけている。今回、西は鏡を見ながら、自画像を描くという。
「自分の顔をまじまじと見て描くってどんな気持ちだろうっていう好奇心があったんです。特に子供が産まれてから自分のケアが出来てなくてちゃんと見てないっていうのもあります。」

西加奈子

完成したと思いきや、首を太くし、シワや毛穴まで丹念に描き加えていった。
「こんな顎や首、細くなかったなとか。しわ、ほうれい線も出てくるけど、思っていたほど嫌じゃないかもしれないです。」
自分の好きな部分だけではなく、目をそらしがちな嫌な部分にも目を向けることを心がけているという西。自分自身をありのままに描いた。
「良い意味で自分を信用しない方がいい気はします。すごいポテンシャルかもしれないし、自分が思ってる以上にクズかもしれないし。自分を信用しすぎないっていうのはしんどいですけど、私は自分に課すようにしています。」

BS朝日12月2日(月)

西加奈子

小説家・西加奈子は1977年に父の赴任先であるイランで生まれ、小学生の時に帰国。周囲に溶け込み、高校生活を満喫していたが、17歳のある日、偶然手に取った一冊の本で人生が変わった。
「『青い眼がほしい』という邦題の本なんですけど、本当に衝撃を受けて。文字が並んでるだけなのに、臭うし聞こえるし分かるし感じるし、なんだこれって。」
この本がきっかけとなり、物事に「なぜ」と疑問を持つようになったという。

西加奈子

「なぜこれが始まったのか?と考えられるようになると、やっぱり苦しいんです。でも“考えることをし続ける”ということを引き受けないといけない。自分は小説がなかったら、考えることを絶対にサボっていました。」
小説家としてデビューしてから15年、いま思うこととは。
「自分が嫌なところを見ないとなって思います。違和感とか嫌だって思うところってどうしても素通りしちゃうから。自分を見つめることってそういう自分を内側から観察することなのかなと思いましたね。もう自分の事をわかった気でいるけど、まだまだ知らない自分っていうのがあると思うんですよね。」