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林真理子

林真理子

作家

テレビ朝日7月24日(水)・31日(水)

林真理子

今回の表現者は、作家・林真理子(はやしまりこ)。1986年に直木賞を受賞。エッセイや小説など、その作品数は300を超える。今回林は、白の空間で原稿用紙2枚の新作を書き下ろし、その原稿を俳優に朗読させた。
「『俳優は言葉を発酵させる』と言った方がいて、おもしろいなって。私たち作家は生ものを取り扱っている感じで、発酵の時間がないんです。だから、『発酵させる』ってどういうことなのかっていうのを目の当たりにしたかった。」

林真理子

SNSを始め、現代は咀嚼せずに書かれた文章が氾濫し、人の目にさらされている。その様が本当に恐ろしいと林は言う。
「私がいけないと思うのは、『速すぎる』こと。手が動いちゃう。重厚な文章を書くときには、私は手を置きながら書いています。考えながらもうちょっと、時間をかけて。今くらい言葉の大切さが問われている時はないと思っています。」

BS朝日8月19日(月)

林真理子

1954年、山梨県生まれ。実家が書店という、本に囲まれた環境で育った。大学卒業後、出版業界を夢見てアルバイトで暮らすうち、偶然知り合った女性がきっかけでコピーライターを目指すこととなる。
「こういうのやってるんだよって言って見せてくれて、これだったら私だってできるじゃん、天職だと思いました。原稿用紙300枚は書けないけど、この一行だったらできるって思いました。」

林真理子

多くがベストセラーとなり、映像化されることも多い林の作品。映像化にあたっては、内容に一切口出しをしないよう心がけているという。俳優の朗読を通じて、林が感じたこととは…。
「私が書いたことをどういう風に発酵させてくれるのか、どういう風に変化させてくれるのか、どんな風に考えるんだろうっていうのを聞きたかった。こんな風に真近で朗読していただいたのは初めてで、自分の書くものはこういう風になるのかと思って、とても感動しました。」