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松居大悟

松居大悟

映画監督

テレビ朝日7月10日(水)・17日(水)

松居大悟

今回の表現者は、映画監督松居大悟(まついだいご)。26歳の時「アフロ田中」で映画監督デビュー、映像作品だけではなく舞台の演出家としても活躍している。今回松居は、パネルを立てて白い部屋をつくり、カメラを4台準備した。4つの方向から見る芝居作品に挑戦するという。
「映像や舞台は基本1面的に見せるんですけど、今回は見る位置によって作品の見え方が全然違うというのを表現しようと思っています。」

松居大悟

部屋の中には机や椅子、ゴミ箱などを置き、白い壁に穴を空けて、外から覗くようにカメラをセットした。
「本番いきます。よーいスタート!」
登場人物は、カップルと女性の浮気相手の合計3人。一つの芝居を異なる視点から撮影することで、それぞれの物語が浮かびあがる。
「斜に見たりしゃがんでみたりとか、俯瞰で見たりしたら辛いこともポジティブにとらえることができる。物事に対しての視点を変えることによってこんなに見え方が違うんだっていうことは思っています。」

BS朝日8月5日(月)

松居大悟

1985年、福岡県で2人兄弟の次男として生まれた松居。演劇と出会ったのは大学生の時だった。
「みんなでものを作るということが初めてだったんです。それまでは1人で絵を描いたり、相方と漫才をするとかのレベルだったんですけど、集団で一個の作品を作る、全員の責任で戦っている感じがすごく面白かったですね。」
卒業後、立ち上げた劇団の集客が思うように伸びない中、手掛けたクリープハイプのミュージックビデオが転機となる。松居は、歌詞とは異なる目線で映像化した。

松居大悟

「客観的事実って変えられないですけど、結局解釈だよなって思っていて。視点を変えることによって見え方が違うんだということは、やってみて、すごく楽しかったんですよね。」
現在は舞台、映画、ドラマの演出にとどまらず、役者や、ラジオパーソナリティとしても活躍する松居。常に心がけていることがある。
「言語化されない感情を描くということを大事にしていて。沢山の人たちが座っている中で何かを見せた時に、まだ世界で名前が付けられていない感情にもっていけたらということは意識していますね。」