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西村由紀江

西村由紀江

ピアニスト

テレビ朝日5月29日(水)・6月5日(水)

西村由紀江

今回の表現者は、ピアニスト西村由紀江(にしむらゆきえ)。ドラマ「101回目のプロポーズ」の音楽を担当するなど、これまで数々の名曲を生み出してきた。今回西村は、白いピアノと絵の具を用意した。自分の曲を音ではなく、色で表現するという。
「このピアノを一枚の画用紙に見立てて色をつけていくんですけど、絵を描くんじゃなくて、音楽を奏でながらアートしていく。」

西村由紀江

指先に絵の具をつけ、演奏するようにピアノに色を乗せていく。
「ピアノをもっと身近に感じて欲しい。ピアノって存在感があるものでしょ。それがポップなものになっていったらいいなって。」
3歳で始めたピアノは、常に寄り添い、元気をくれる存在だった。
「デビューして33年経ちますけど、ピークは今。今が一番楽しい。それは長い時間かけて模索したり失敗したりしたから。好きとか、惹かれるって身体の感覚であるじゃないですか。それを大事にされた方がいいとおもいます。」

BS朝日6月17日(月)

西村由紀江

1967年、大阪生まれの西村。ピアノ教室を営む母の影響で3歳からピアノを弾き始めた。
「幼稚園の友達との会話がスムーズにできないことがすごく辛くて、家に帰った時にひたすら向かったのがピアノだったんです。おはようって話しかけられても、すぐにおはようって言えなかったんですよ、すごくドキドキして。」
4歳の頃、初めて作った曲のタイトルは「ひとりぼっち」。鬱屈した気持ちをピアノに吐き出すことで、バランスを保っていたという。孤独な少女時代を支え、進む道を切り拓いてくれたピアノ。

西村由紀江

このピアノを使って誰かがまた、元気になったり、救われたと思えるようなきっかけが作れたら、と西村は語る。今回のピアノも、東日本大震災の津波で園舎が全壊し、現在移転し再開したこども園に届けた。
「音楽の力っていうのは、もう果てしなくずっとあるものだと思います。私はピアノ、どなたかはまた別の方法で、みんなで伝えていけたら。ちょっと大きな話ですけどね。」