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紫舟

紫舟

書家

テレビ朝日3月20日(水)・27日(水)

紫舟

今回の表現者は、紫舟(ししゅう)。ルーブル美術館に作品が展示されるなど、世界的に活躍する書家。自ら描いた絵と書を組み合わせたスタイルは、目の肥えたパリ市民に衝撃を与えた。今回紫舟は立体の文字を作るという。
「紙に書いた書を紙から解放しようと思っています。」
半紙に書くこと、500枚。自らの書を型におこし、形づくった金属の塊を磨き、組み立てていく。

紫舟

「正面から見ると、紙に書かれた書と近いような表現なんですけど、360度鑑賞できるようになっています。」
今回、この作品のために紫舟が作った言葉は、「不域」。「かぎらず」と読む。
「私たちはつい、このあたりが限界だろうということを設けてしまうんですけど、そういうものをとっぱらってあげると、次の成長が見えたりとか、次のステップがきっと見えるんだろうなと思っています。」

BS朝日4月1日(月)

紫舟

絵や習字が大好きで、子どもの頃から芸術家を目指していたという紫舟。だが、その道程は平坦なものではなかった。
「学校の先生に“絵描きは食えない”っていわれて。それで美大・芸大に行くこともなく、美術、絵を描くことを続けることもなく、全てを封印して生きて行く方向を選択してしまったんですよね。」
一般企業に就職するも3年目には辞職。100日間、家に引きこもって自分を見つめたという。

紫舟

「今まで積み重ねてきた自信とか過信とか、あったものが、一個ずつ剥がれて、全部なくなった時に、「書家」という言葉しか残っていなかったんですね。」
今回紫舟は、初めて、制作過程の全てをカメラの前に晒した。
「ああしなかった方がうまくいったんだろうとか、思うことばかりですけど、今回、明らかに全力でやってきたので。そういった意味では、もがいている姿とか悩んでいる姿とか、そこまで見て頂けるというのはなかなかいいですよね。」