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中村天平

中村天平

ピアニスト

テレビ朝日2月6日(水)・13日(水)

中村天平

今回の表現者は、ピアニスト・中村天平。解体業を経て、大阪芸術大学を首席で卒業した異色のアーティスト。今回中村は、ある女性との思い出の風景写真に囲まれた空間でピアノの即興演奏をする。
「2010年の旅の中である人と出会うんですね。すごく恋に落ちるんですけど、今考えると、もっとこういう風にしてあげたらよかったなとか、っていう後悔もあるんですよね。それを思い返したときに、アイムソーリーっていう感情が出てきて、それを今日弾きたいなと思います。」

中村天平

写真をイーゼルの上に置き、床にも撒いていく。しばらく考えた後に中村はピアノを弾き始めた。
「自分がなんで失敗したかということを振り返ったほうがいいと思う。もっと自分はできたとか、もっとやりようがあったんじゃないかなとか。そこから毎日努力をするっていうことが目標とか夢を達成するために、一番有効なんじゃないかなって思いますね。」

BS朝日2月18日(月)

中村天平

がっしりした体格にジーンズ・Tシャツという軽装で舞台に立つピアニスト・中村天平。阪神・淡路大震災で被災した後、大阪に移り住んだ。
「中学時代はよく喧嘩を売られたんです。乱闘して、警察が来て、ひきはがされてみたいな。自分自身の確固たる居場所を常に探してたんだと思います。」
荒れていた10代。転機は、心配した両親が計画したヨーロッパ旅行だった。
「めちゃくちゃ心を揺さぶられたんです。何か違うことにトライしてみたいと思い、自分は何が好きなんや?って考えたら、音楽だったんですよね。ピアノ1台あったらどこでも表現できる。」

中村天平

今回は、10年前のヨーロッパツアーで恋に落ちた女性を想い、即興で演奏した。タイトルは、「アイムソーリー」。
「僕はアイムソーリーという気持ちがありますけど。その時間が失敗だったとは思ってないです。全くそれは失敗じゃなかった。その時間があったからこそ今こういう風に考えられる自分がいるとか、もっと人に優しくなれたとか。そういう意味では成功とも捉えられるんじゃないかと思っています。今回即興で演奏してみて、自分の記憶という心の奥底に改めて深く潜っていった感じがしましたね。」