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熊谷和徳

熊谷和徳

タップダンサー

テレビ朝日12月19日(水)・26日(水)

熊谷和徳

今回の表現者は、タップダンサー・熊谷和徳。
ニューヨークを拠点に活躍、世界の優れたタップダンサーを表彰する「フローバート賞」を日本人で初めて受賞。現在では、ジャズミュージシャンとのコラボレーションライブをするなど挑戦の枠を広げ、注目を集めている。今回熊谷は、壁に文字を書き、録音した幾つものタップ音を聞きながらタップを踏むという。
「リズムを重ねると同時に、自分の大切にしている言葉も重ねていこうと思っています。」

熊谷和徳

壁に書かれたのはPEACEやFREEDOMなど普段大切にしている言葉、そして、熊谷に影響を与えた人物の名前。
「ここ数年、Tap into The Lightっていうテーマでタップを踏んでいて、本当に言いたかったことを、自分のタップの中で表現したいと思っています。」
その場で録音したタップやボーカル音を流し、自らもタップを踏んでいく。いったいどんな作品になるのか…?
「タップを踏むことで自分の中の光に向かっていきたいというか、暗闇と光、両方が大事で、自分の中のダークな部分っていうことも大事にしながら、ポジティブにすすんでいきたいです。」

BS朝日1月7日(月)

熊谷和徳

体が弱く、家にこもりがちだった熊谷が、タップダンスを知ったのは5歳の時。きっかけは、20世紀を代表するポップスター、マイケル・ジャクソンのパフォーマンスだった。その後、映画「タップ」に衝撃を受け、アメリカ ニューヨークに留学。しかし、ブロードウェイでは思い描いていたものと違うタップにショックを受けながらも、熊谷は理想のタップを求め、ニューヨークをさまよい歩いた。
「次に行ってみた場所がジャズクラブで」
伝説のタップダンサー、バスター・ブラウンに出会い、そこから熊谷のタップの世界が広がった。

熊谷和徳

なぜ、足を踏み鳴らすだけのタップに魅せられるのか。その答えは、タップのルーツにあると熊谷は考える。
「タップダンスは、アフリカから連れてこられた奴隷が楽器や歌を奪われ、でも足だけが自由だったので、踏み鳴らしたことから始まった。自由になるため、たぶん言語に近い感覚から発達していると思うんですよね。タップダンサー同士で会ったら、タップダンスでの会話っていうのが生まれるし、言語として繋がりあえるものになっていると思います。」
言語であるタップと本物の言語を組み合わせた今回のパフォーマンスは、熊谷のさらなる成長を促したはずだ。