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佐藤卓

佐藤卓

グラフィックデザイナー

テレビ朝日11月7日(水)・14日(水)

佐藤卓

今回の表現者は、グラフィックデザイナー・佐藤卓(さとうたく)。数々のロングセラー商品のパッケージデザインを手がけてきた、日本を代表するデザイナー。今回、佐藤は白い空間に、愛用の電気スタンドと椅子、普段使っている紙とシャープペンシルを持ちこんだ。デザインが出来るまでの過程を、初めてカメラの前で見せてくれるという。テーマは、「日本デザインミュージアム」という架空の美術館のロゴマーク。ロゴマークの案をいくつか描いた後、佐藤が描いたのは…縄文土器とコップのイラスト。
「右側に現代のコップがあり、左側に火焔土器があります。この間の形、ここをシンボルにしてはどうかというアイデアです」

佐藤卓

シンプルなロゴに、縄文時代から現代までの日本のデザインを紐解くという美術館のコンセプトを表現した。そして、そこにはもう一つの狙いが。
「普通の人が見ると何ですか?これ?っていうでしょ。わからないという部分が人を引きつけている訳ですよね。あっ!っと思ったものに対して深く入っていってみると色んな工夫が見えてくる。実は日常のありとあらゆる所に面白い入り口はいっぱいある訳ですよね。そういう事に気がつくと全ての物事が面白い」

BS朝日12月3日(月)

佐藤卓

今回、佐藤はデザインが完成するまでの一部始終を見せてくれた。
「全てのアイデアを考えるのは、実はこの紙ですね。既に使った紙の裏側ですね。それとシャープペンシル。それからこの練りゴム。」
手書きしながら、答えを探していく。迷った時は、とりあえず手を動かす。
「デザインの現場をみなさんに見ていただけたらなと。普通アイデアを考える所を公開するのはありえない事ですね。」

佐藤卓

大手広告代理店では、ネーミング、ボトルデザイン、値段、店頭ポップ、そして、カタログまで提案するという前代未聞のプレゼンを行い、その手腕は、一躍業界中に知れ渡った。
「中身の考え方と多くの人たちが繋がって多くの人たちが買ってくれる。だから私は中身をデザインで翻訳してあげているようなものなんです。デザインというのは間でお繋ぎする仕事だと思っているんですね。何かを生み出しているなんていうつもりはもう全くないんですよ。既にあるものを、その都度その都度繋いで、お繋ぎしているだけで。」