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新生物カード名鑑

オオオニイソメ

No.20
ゴカイの一種。オニイソメから進化したと思われる。昼間は海岸の砂の中に身を潜めているが、夜になると獲物を求めて海中から砂浜までを移動する。二対の強力な大顎を持つ東京湾内の最終捕食者であり、体長は数mから場合によって10m近くにまで成長する。繁殖のために雌雄ペアとなって行動する時期がもっとも危険とされる。

クロゴケダニ

No.19
肉食性のダニ。黒い影のように洞窟の壁を移動し、集団で狩りを行う。軟体動物や環形動物から、大型の脊椎動物に至るまで、あらゆる生物に作用する致死的な神経毒を備えている。一体の大きさは数ミリ程度だが、洞窟内のほとんどの生物を補殺するほど獰猛。柔らかい体組織を食い尽くし、襲われた獲物は皮と骨しか残らない。

イッタンハエトリガミ

No.18
太古から存在するオオミスジコウガイビル直系の子孫。うっすらと緑色に輝き、身体からベトベトする粘液を分泌して、光に誘われた羽虫や蠅などがくっつくと、30cmおきにある口で捕食する。体長は最大で20mにも達し、時に1m以上ある動物さえも餌にする。洞窟内でもっとも獰猛なクロゴケダニでさえ、この生物だけは避ける。

トラフクガビル

No.17
ヤツワクガビルという陸生の蛭から進化した種。漢字で書くと「虎斑陸蛭」。環形動物(一般的に細長い円筒形の胴体を持った生物の一門。ゴカイやミミズなど)でありながら、狩りをするために爬虫類並みの智能を備えている。成体の体長は4m以上にも及び、震動や熱量から相手の大きさを推し量って、捕食するか否か決定する。

チスイナメクジ

No.16
他生物の体液を吸引して養分を得るナメクジの一種。普段は洞窟の天井に張り付いているが、獲物が通りかかると落下し、強力な吸盤で体にとりつく。そして、多数の逆トゲ状の歯舌によって獲物の表皮を広範囲に傷つけ、吸血する。止血しないと出血は次第に悪化し、時に命さえ脅かす場合がある。

ニセミノシロモドキ

No.15
図書館の地下に保管されていたミノシロを模した自走型情報端末。背面に触手状の突起がないタイプで、早季たちが遭遇したミノシロモドキとは機種が違う。音声で情報を呼び出すアーカイブ機能は同様に備えているが、蓄電が空の場合、起動には少なくとも太陽光を6時間以上浴びさせて充電する必要がある。

スミフキ(変異種)

No.14
人間を殺すためだけに生み出されたバケネズミの変異種。水路に潜んで攻撃の機会をうかがっていた。見つかると墨のような粉を吹いて姿をくらますか、巨体に似合わない猛スピードで逃走する。攻撃の際は、空気中に黒い粉を撒き散らし、口先の火花を散らす器官を使って着火。粉塵爆発を引き起こして自爆する。

ヒトモドキ(変異種)

No.13
塩屋虻コロニーが町を急襲する際、夏祭りに紛れて町の要人を暗殺するために送り込んだバケネズミの変異種。女王の出産をコントロールすることで、計画的に生み出されたものと思われる。背格好は人間の成人と似通っているが、顔はやはり怪物じみている。そのため、人々に紛れ込む際には、カツラを装着するなど変装していた。

不浄猫

No.12
ライオンほどの体格を持つ巨大な猫。子供たちの間では「ネコダマシ」と呼ばれ、落ちこぼれを連れ去ると恐れられていた。その真実は、呪力の暴走を恐れた大人たちが、問題のある子供を"処分"するために用意した暗殺用の動物。普段は学校の中庭の倉庫で秘密裏に飼われていて、対象者を噛み殺すよう訓練されている。

土蜘蛛兵(変異種)

No.11
バケネズミの外来種である土蜘蛛コロニーに属する兵士。それぞれが持つ武器の特性に合わせて骨格自体が大きな変態を遂げている。擬態して樹上から襲いかかる木の葉型、水中に潜み口から毒矢を放つカエル型、土の中にトンネルを掘って移動攻撃する土竜(モグラ)型など、戦略に合わせて様々な形態を取っている。

ツチボタル

No.10
オセアニアの洞窟などに太古から生息する実在の昆虫。ホタルという和名が付いているが、ハエや蚊などに近い種で、その幼虫は天井に巣を作り、発光することで餌となる虫をおびき寄せ、垂らした粘液で絡め取って捕食する。バケネズミのコロニーでは、これを改良して家畜化し、洞窟内の明かり採りとして利用している。

バケネズミの女王

No.9
哺乳類でありながら真社会性を持つバケネズミは、頂点に1匹の女王をいただき、すべての個体はその女王によって産み落とされる。よってコロニーごとの結びつきは強く、兵士は女王を守るためなら命を投げ出すこともいとわない。また、女王は体の構造自体一般的なバケネズミと異なり、大きさは10倍近い。

バケネズミ(外来種)

No.8
町の管理下から外れた外国産のバケネズミ集団を、特に「外来種」と呼ぶ。神栖66町周辺の従順なコロニーと違い、呪力の圧倒的な攻撃力を知らないため、人間にも攻撃を仕掛けてくる。また、好戦的なコロニーも多く、勢力拡大のため、在来種のコロニーに戦争を仕掛けることも少なくない。

ミノシロモドキ

No.7
ミノシロを模した危険生物として"悪魔のミノシロ"など呼ばれているが、実際は国立国会図書館を名乗る自走型情報端末。前時代までの様々な情報を、音声で引き出すことが出来る。触手を模した部位から光を照射し、危害を加えようとする者を幻惑する自己防衛機能が備わっている。

ミノシロ

No.6
町の内外に生息する不思議な生物。体長は30cm〜1mほど。種としては、ここ数百年の内に誕生したと推察される。背中に10本程の触手を生やし、それを振動させることで警戒音を発する。田畑などでよく見られるが、害虫を食べるほか土壌改良の役割も果たしているため、益獣として重宝されている。

トラバサミ

No.5
肉食性のカニの仲間。普段は川底や浅瀬に潜んで獲物を狙う。強力なハサミと固い甲羅を駆使して、自分よりも大きな生物でも捕食する。そのため、1mを超える巨体に成長する個体も珍しくない。八丁標の外に多く生息していて、旺盛な食欲を見せるが、人間を襲うことはない。

風船犬(ふうせんいぬ)

No.4
普通の犬くらいの大きさで黒色。太い胴体に対して頭は犬の半分くらいしかない。普段は大人しい性格だが、危険を察知したり、怒らせると風船のように体を膨らませて威嚇。それでも相手が引きさがらないと、そのまま爆発する。爆発時には、手裏剣状の骨が四散され、殺傷力は非常に大きい。

カヤノスヅクリ

No.3
シマヘビから進化したヘビの一種。鳥のくちばしのようにとがった口が特徴。鳥の巣を模した罠を作り、そこに托卵(他の親の巣に卵を残して育ててもらうこと)に来た鳥の卵を食べる。また、自らの排泄物からニセの卵を作り、中に毒やトゲを仕込むことで、卵を狙う他生物を殺傷する。

フクロウシ

No.2
牛に寄生して繁殖する牛の一種。しかし、姿かたちは牛とは完全に異なる。体長は4cmほどで、例えるならイモムシやサソリのような形状。生まれると牛の体によじ登り、自身の細胞塊(生物の本体となる細胞群)を注入。後ろ足の付け根に袋状の寄生場所を確保し、遺伝子を繋いでいく。

バケネズミ

No.1
ハダカデバネズミから進化した真社会性(繁殖を分業で行い子供を共同で保護する性質)を持つ生物。大きさは100〜140cmで、二足歩行し、道具を使う。人間に従順なコロニーには、労務が与えられる代わりに、八丁標の外に巣穴を作ることが許され、生存の自由を認められている。
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