2019年5月19日(日)よる9:00~11:05放送!!

刑事一筋の男と氷の殺人犯…
吉田鋼太郎VS.賀来賢人
互いに余命宣告を受けた刑事と殺人犯の
“命がけの追走劇”が炙り出す
衝撃と感動の人間ドラマが開幕

病で余命を宣告され、自らの“死命”(=生死を決する急所)に直面した2人の男。
彼らは残りの人生に正反対の“使命”を見出した。
1人はたゆまず《正義の道》を貫き通すことを。そして…
もう1人は抑え込んできた《殺人衝動》を解き放つことを――。

『天使のナイフ』、『友罪』、『悪党』、『刑事のまなざし』、『Aではない君と』など、
映像化もされた話題作を次々と生み出してきた
作家・薬丸岳の小説『死命』が、ついに初ドラマ化!
主演にベテラン実力派俳優・吉田鋼太郎
を迎え、
魂を揺さぶるヒューマンサスペンスを立体化します。

■待ち受けるのは衝撃と感動! 命を懸けた追走劇と濃密なヒューマンサスペンス

 このたび初映像化される『死命』は、自らの死と隣り合わせの状態にある2人の男が織りなす、壮絶な追走劇です。ドラマ版の主人公は、女性を狙った連続殺人事件を追う刑事・蒼井凌。刑事人生に心血を注いできた蒼井は、病で余命宣告を受けたのを機に、死の恐怖に襲われながらも、残された時間を職務に注ぐことを再決意! 犯人を突き止めて逮捕するため、捜査に没頭していきます。
 そんな蒼井に追われるのが、同じく病で余命宣告を受けたデイトレーダー・榊信一。命のタイムリミットに直面した彼はあろうことか、ずっと抑え込んできた殺人衝動に忠実に生きると決め、連続殺人に手を染めていきます!
 余命宣告を受けた者同士でありながら、命との向き合い方も、悟った使命も相反する蒼井と榊。2人はヒリヒリする駆け引きを交錯させながら、スリリングな追走劇を展開していきます。そんな中、2人の“衝動”を司る過去も徐々に炙り出され、運命は思いもよらない方向へ転がっていくことに…! 複雑に絡み合う“息詰まるサスペンス”と“濃密な人間ドラマ”が、人々に衝撃と感動をもたらします。

■吉田鋼太郎vs.賀来賢人――世代の異なる実力派俳優2人が火花を散らす!

 刑事・蒼井凌を演じるのは、日本が誇るシェイクスピア俳優・吉田鋼太郎。渋い役からコミカルな役まで、幅広いキャラクターに命を吹き込んできた吉田が、今回はシェイクスピア俳優の真骨頂ともいえる凄みを全身ににじませながら、執念の刑事を熱演! 湧き上がる死の恐怖や、ほころびが生じた父娘関係での葛藤など、多面的な情感も体現しながら、蒼井という人物像に深みを与えます。
 一方、蒼井に追われる榊信一を演じるのは、若き実力派俳優・賀来賢人。昨年放送の『今日から俺は!!』でコメディー演技を炸裂させ、一躍脚光を浴びた彼が、今回は連続殺人犯という役柄で180度異なる顔を覗かせることに! 『今日から俺は!!』でも共演した吉田を相手に、“底知れぬ狂気”と“ガラス細工のような繊細さ”を併せ持つ複雑な男を演じ、観る者の胸をかき乱していきます。

■蓮佛美沙子、中尾明慶ら演技派俳優も集結! 人間ドラマに奥行きをもたらす

 本作には執念の主人公を演じる吉田、彼と真っ向から対峙する賀来を中心に、演技派俳優が集結しました。榊の元恋人で、封印された榊の過去を唯一知り、その心に寄り添いながらも、ドラマを劇的に展開させるキーパーソン・山口澄乃には、透明感あふれる演技で注目される蓮佛美沙子。蒼井に触発されて成長していく新人刑事・矢部知樹には中尾明慶。手に汗握る追走劇と並行し、物語にさらなる奥行きをもたらす彼らの存在。その動向からも目が離せません!

キャスト

蒼井 凌(あおい・りょう)

吉田鋼太郎

警視庁捜査一課の刑事。しかめっ面で、物言いも乱暴。クセが強く、周りと衝突することも多いが、捜査における執念と嗅覚は抜群で、「猟犬」とあだ名されてきた。出世に目もくれず、ひたすら刑事の勘に従い、足を使った現場捜査に執念を燃やす。妻を亡くし、現在は娘・瑞希と2人暮らし。常に捜査を優先してきたため、娘の視線は冷たい。そんなとき、連続殺人事件を追っていた彼は、3年前の病が再発して余命宣告を受けることに…。死の恐怖と闘いながら、余命を犯人逮捕という使命に捧げる。

榊 信一(さかき・しんいち)

賀来賢人

デイトレーダー。高層マンションに独り住まい。人気旅番組のナレーションに似た、優しい声を持つ男。聴覚障がいがあり、補聴器をつけている。なぜか過去の一時期だけ、記憶が欠落している。周囲から“優しく気遣いのできる男”という評判を得る裏で、原因不明の殺人願望に悩み、必死に制してきた。だが、病で余命宣告を受けたのを機に、己の欲望に忠実に生きることを決意。自らの死を恐れず、淡々と連続殺人に手を染めていく中、刑事・蒼井凌が事件の核心に迫りつつあることを知り…!?

山口澄乃(やまぐち・すみの)

蓮佛美沙子

榊の幼なじみで、学生時代には恋人でもあった女性。榊を誘って、ボランティア活動に励んでいた。幼少期から榊󠄀のことを知っており、彼が失った過去の記憶のカギを握っている。榊の余命を知ってからは彼をそばで支え、再び深い関係になる。そんな中、榊の異変に気づいて…!?

矢部知樹(やべ・ともき)

中尾明慶

日暮里署の新人刑事。明るく調子のいい男だが、仕事の面では何かと頼りない。仕事は仕事と割切って、そこそこの人生を望んでおり、かつて刑事の使命など考えたこともなかった。だが、蒼井とコンビを組んで連続殺人事件を捜査するうち、蒼井の執念や矜持に触れ、大きく成長していく。


安東徳次郎(あんどう・とくじろう)

モロ師岡

日暮里署の警務課長。刑事課時代には蒼井の上司として、ともに事件にあたっていた。穏やかな性格で、蒼井の体調をいつも心配している。

高木庄司(たかぎ・しょうじ)

金井勇太

榊の主治医。かつ榊と澄乃のボランティア仲間の先輩にあたる人物。蒼井の主治医でもある。

蒼井瑞希(あおい・みずき)

山谷花純

蒼井の一人娘。プロのダンサーを目指していて、それに理解のない仕事一辺倒の父親に対して反発心を抱いている。

蒼井由美子(あおい・ゆみこ)

大路恵美

蒼井の妻。蒼井とは、ある殺人事件を通じて知り合った。2年半前に病死している。

榊奈保子(さかき・なおこ)

黒沢あすか

榊の母親。今は離れて暮らしている。

岩澤兵馬(いわさわ・ひょうま)

小木茂光

警視庁捜査一課の刑事。「刑事の勘」を大事にする蒼井とは、捜査方針を巡ってことあるごとに対立している。

あらすじ

 デイトレーダーの榊信一(賀来賢人)は、幼なじみで元恋人の山口澄乃(蓮佛美沙子)ら、学生時代のボランティア仲間たちと再会。今や豪奢な生活を送る榊には羨望の眼差しが注がれるが、実はその裏で、彼は想像を絶する人生の局面に直面していた。病で余命宣告を受けた榊は密かに、これまで抑え込んでいた“殺人衝動”を解き放とうと決心していたのだ!
 翌日、若い女性・岡本真紀が絞殺体となって発見された! 警視庁捜査一課の刑事・蒼井凌(吉田鋼太郎)は所轄の刑事・矢部知樹(中尾明慶)と組み、捜査を開始。人知れず3年前の病を再発していた蒼井は体調不良を覚えながらも、捜査にまい進する。ところが…ほどなく蒼井の病状は命が危ぶまれるほど深刻だと判明! 蒼井は死の恐怖に襲われながらも、犯人逮捕に命を注ぐことを決断する。
 一方、榊が余命わずかだと知った澄乃は、彼に再び寄り添うことを決意する。澄乃の存在に安堵感を覚える榊。だが、本人にすらまるで得体の知れない殺人衝動を抑えることはできず、夜の街を徘徊する…。
 そんな中、新たな女性の遺体が発見される。やがて、真紀の足取りを追って防犯カメラの映像をチェックしていた蒼井は、彼女に声を掛けるサングラス姿の男を発見。男の何気ない行動から、聴覚に障がいがあるとにらんだ蒼井は、その線から新たな目撃証言を集めようと奔走する。だがその矢先、聞き込み先で不意に倒れ、病院に搬送されてしまうことに…! 知らせを受け、病院に駆けつける蒼井の娘・瑞希(山谷花純)。ところが、そんな彼女にほかでもない榊が近づていき…!? そこから物語は驚きの展開を繰り返し、やがて誰も予想できない衝撃のラストが待ち受ける!!

コメント

吉田鋼太郎(蒼井 凌・役) コメント

 僕はいつも台本から得る人物像を頭に入れた上で、イメージに合う誰かを思い浮かべ、その人になろうとしながら演じるんですよ。今回の蒼井については、僕自身が大好きで尊敬している柴田恭兵さんのイメージがいいんじゃないかな、と。しかし、そうなると、僕なんかが入り込む隙間はないなぁ…なんて思ったりもしながら(笑)、蒼井を演じる日々でした。今回は賀来賢人くんが演じる榊を相手に、“常に死と隣り合わせにある者同士の対峙”を演じるので、すごくテンションの高い芝居の連続でしたね! 賀来くんは見た目も繊細ですし、芝居にちょっと狂気をはらんだようなところもあるので、今回の役にピッタリだと思います。また、蒼井とは対照的な部下を演じる中尾明慶くんも、とってもいいお芝居をされるんです! 素晴らしい俳優さんたちと芝居を交わすことができて本当に幸せだなぁ、と思いました。 また、今回は少し気分が沈み込みがちになる題材を扱っているにもかかわらず、バイタリティーあふれる近藤一彦監督のおかげで、撮影現場もものすごく活気づいて、本当に充実していました!
 『死命』は、罪を犯す榊の背景がとても切なく、悲しいお話です。その一方、“死を背景にした刑事と犯人の息詰まる攻防”の場面では、人々が一生懸命生きていて、自らの使命をまっとうしようとしている。その使命が正しいものか否かはさておき、いろんな意味で手に汗握り、やがて涙し、「いいドラマだった」と思っていただける作品になるはずです。僕らもそのために頑張りましたので、ぜひご覧ください。

賀来賢人(榊 信一・役) コメント

 榊は闇を抱えた部分がとても強い人間なので、逆にそこじゃない“人間味のある部分”をどう表現するかに気を付けました。撮影では、彼が特殊な人間だとは思わず、誰でもそうなり得るな…と、危機感を持ちながら演じさせていただきました。実は今回、1日に5人の首を絞めるという、僕にとっては初挑戦となる撮影もあったんです。演じるのはすごくつらかったです…。今振り返っても、撮影期間中は常につらくてハードなシーンばかりでした。だから、なるべく本番以外は明るく過ごしました(笑)。とても緩急のある撮影でしたね。撮影期間も短かったので、連帯感がすごく大事な現場だったとも思います。
 吉田鋼太郎さんとは直接絡むシーンこそ少なかったのですが、濃厚な場面があったので、緊張感がありました。鋼太郎さんの迫力というか、重みで押しつぶされないように必死でした。すごい先輩です! ただ、そんな鋼太郎さんとも空き時間になると、くだらない話しかしていませんでしたね(笑)。
 この作品では、余命宣告をされた“真逆のベクトルを持つ2人の生き様”を、ぜひ見ていただきたいです。僕自身がもし余命宣告をされたら、どうするか…? そうですね…とにかくやり残したことをリストにして、片っ端からやっていきます。

川島誠史(テレビ朝日プロデューサー) コメント

 初めて『死命』を読んだときの心の揺さぶられ方は、これまで経験したことのないほど大きなものでした。単なる“感動”や“興奮”とも違う、ずっと心の奥深くを揺らし続けるような感覚を抱きました。この感覚を、けして濁すことのないよう、真っ直ぐにお届けしたいという一心でドラマにしました。
 吉田鋼太郎さん、賀来賢人さんをはじめ、今をときめく素晴らしい俳優さんのおかげで、そのときの感覚はより一層凄みを増してお届けできると思っています。ぜひご覧ください。

スタッフ

原  作

薬丸 岳
『死命』(文春文庫)

脚  本

岩下悠子

プロデューサー

川島誠史(テレビ朝日)
榎本美華(東映)

監  督

近藤一彦

制  作

テレビ朝日
東映