ったのは、番組はオーケストラの指揮を学ぶ貴重な機会だったということ。だれよりも作品を熟知している作曲家が自作を指揮をするのはごく自然なことですが、一方で作曲家も経験を積まなければ十分な指揮ができないことに気
ったのは、番組はオーケストラの指揮を学ぶ貴重な機会だったということ。だれよりも作品を熟知している作曲家が自作を指揮をするのはごく自然なことですが、一方で作曲家も経験を積まなければ十分な指揮ができないことに気
ーギは当時ほとんど無視されていたイタリアの古楽に深い関心を寄せていました。そして、古い音楽を素材に用いて自作を作曲することがしばしばありました。「リュートのための古風な舞曲とアリア」は、16~17世紀に書かれたリュート
係だったんですね。葉加瀬さんを「先輩!」と呼ぶ龍さんの表情が生き生きとしていたのが印象的でした。 葉加瀬さんは自作のメドレーで「弾き振り」を披露してくれました。楽器を演奏しながら、指揮も同時に行うのが「弾き振り」。しかも自作を
れていました。龍さんのお話にも少しありましたが、モーツァルトが生きていた時代には、お客さんはモーツァルトの自作と同様に、モーツァルトの即興演奏を楽しみにしていたのです。その場で与えられたメロディをもとに、音楽家が
もショパンの曲を弾きたい、ということなのでしょう。やはり、これもヴァイオリニストが生んだ作品です。 「名演奏家が自作を演奏し、新たな名曲を世に広める」という点では、葉加瀬太郎さんもヴィエニャフスキと同じ。「情熱大陸」は、現代に
割を果たしています。とりわけ20世紀前半には、バルトークやコダーイ、ストラヴィンスキーなど、多くの作曲家たちが自作に民謡を取り込んでいます。民謡の再発見が新たな音楽語法の開拓につながったといってもよいでしょう。 日本
れだけ編曲されることになるとは思っていなかったでしょう。ましてやオペラの上演から約140年後に日本の少女が自作の編曲を弾いていることなど想像もできなかったはず。 北村陽さんが弾いたチャイコフスキーの「ロココの主題
ることで、作品は「名曲」と呼ばれるようになっていくのでしょう。 黛敏郎は戦後のヨーロッパの前衛音楽をいちはやく自作にとりいれた先駆者。ベルリン・ドイツ・オペラから委嘱された三島由紀夫原作のオペラ「金閣寺」のような大作もあ
ったですよね。これぞ協奏曲の醍醐味といっていいでしょう。 オリタノボッタさんは東海大学付属高輪台高等学校と自作の「ティアーズ・オブ・ムーン」を共演しました。バラードをいかに情感豊かに演奏するかがテーマ。心が折れそうにな