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2019-06-07の放送内容

大反響!新聞投稿欄に投稿された詩がCD化

新聞の読者が、自身の意見などを掲載できる「投稿欄」。去年3月、朝日新聞の投稿欄に掲載された一編の詩が掲載されるやいなや、またたく間にネット上で拡散し、約19万人に支持されました。

『妻が願った最期の「七日間」』と題されたこの詩を投稿したのは、宮本英司さん(72)。妻・容子さんを病魔が襲ったのは2015年のこと。小腸がんという非常にまれながんで、容子さんは68歳にして余命2年の宣告を受けました。生きる希望を捨てずに抗がん剤治療を始め、体調が落ち着いてくると夫の英司さん・愛犬とともに各地を旅行してまわりました。
経過は良好に見えましたが、2017年の夏ごろに症状が悪化し、入退院を繰り返すようになりました。投稿された詩が生まれたのは2017年冬、夫婦で病室で過ごしていたときでした。クリスマスの時期に家に帰れないことがわかり、「今度帰ったらこんなことをしたいね」といった、容子さんの話したことを英司さんが書き留めました。そしてこの翌月、容子さんは息を引き取りました。

英司さんは、遺品整理をする中、「だんだんと人の記憶から妻のことが消えていってしまうのではないか」と寂しく感じ、詩を通じて覚えていてもらえるかもしれない、という想いで新聞に投稿したそうです。

大きな反響があったこの詩をもとに、CDが発売されました。2010年のNHK紅白歌合戦にも出場した歌手・クミコさんが歌うこの曲。容子さんがなくなった2か月後、テレビでクミコさんの歌を聴いた英司さんが「悲しんでいる人に寄り添っている歌声」と感動し、クミコさんに手紙を出したことで実現しました。英司さんは、もしもいま容子さんと会えるなら「こういった形で残って、容子のことをみんな忘れないよと報告できるかなと思いますね」と話します。
歌手/クミコ
楽曲/妻が願った最期の「七日間」
※コロムビアから現在発売中です。1204円

クミコさんの今後のコンサート予定
7/6(土)EXシアター六本木 16時開演 8000円
TEL/0570-00-3337(サンライズプロモーション東京)