3月23日放送

最後の赤軍兵士・岡本公三30年目の独占初告白「私はなぜ無差別テロを行ったのか ~その数奇な半生~」

1972年5月、イスラエルのテルアビブ空港で3人の日本人青年が自動小銃を乱射するなどして26人を殺害、多数の負傷者を出した。悪夢のロッド空港襲撃事件から30年・・・唯一の生き残りである岡本公三が初めて重い口を開いた。長期の獄中生活や自白強要剤の投与によって精神に異常をきたし、インタビュー取材は不可能だと言われてきた彼が語ったテロ事件の真相とは?
   
さらに、罪もない人々をターゲットとした人命軽視、自己中心的な無差別殺人にもかかわらず、彼はなぜ今もアラブのヒーローであり続けるのか?それはまさに、米国同時テロや泥沼化するパレスチナ紛争の「自爆テロ」の先駆けであるとともに、オサマ・ビンラディンの出現にも繋がっていく潮流の原点でもあった。

番組では、若かりし岡本公三の日本での軌跡も追いながら、「世界同時革命」「人民解放」を夢想したひとりの男の数奇な運命と、彼が犯したテロという名の犯罪を検証する。それは、まさしく30年目の「歴史の証言」であった。
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■3月23日放送の「ザ・スクープ」がネット配信できない事情を明らかにして欲しいというご意見を多数いただきました。番組としても、こうしたことがあった場合、その理由を明示するのが視聴者への義務 と考えております。

しかし、今回の場合、その理由を示すこと自体が岡本公三の現状に重大な影響を与える可能性があることを考慮して「事情により」とさせていただきました。ひとつだけ事情の一端を申し上げるとすれば、「インターネットは世界中どこでも見ることができる」 ということです。もうひとこと付け加えるならば、「ある国のある人々に動画を見られること」への憂慮です。

これ以上、詳細な説明ができないことをご容赦下さい。今回の配信休止で多くの方々に失望感を与えてしまったことを心からお詫び致します。どうか、これに懲りず、次回以降のネット配信にご期待下さい。
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