![]() 6月7日 今回の検察疑惑第2弾特集については、ディレクターズアイ「実名告発〜4人目の内部告発者がいた」をあわせてご覧ください。 |6/1検察の裏金疑惑第2弾特集について>>| |政治関連>>| |その他のご意見>>| |番組へのご意見・要望>>| 【6/1検察の裏金疑惑第2弾特集について】 ■東京都・粟根達志さん 36歳 三井氏(被告とは言いたくない)に関する続報、待っていました。最近は余りに問題が多すぎて、ただでさえ三井氏に対する報道が取り上げられに く いのに、このまま闇から闇へ葬られたのでは恐ろしいことだと思っておりました。ザ・スクープは貴重な役割を果たしており、これからも本件は追 求しつづけてください。法務大臣は一体何者なのだ!「官僚の手先」であることだけは良く分かりました。「法」って社会で過ちを犯してもそれを 一定の罰を与えた上で許し、社会復帰するのを後押しする為のものでしょうに。なのに、自分達だけは、内部で誤魔化して、しかも勝手に罪をでっ ち上げて人を拘束するんですか?(注:闇雲にザ・スクープの内容を信じている訳ではなくて、三井氏の話を直接聞きたいです)。また「個人情報 保護法案」しかり「防衛庁での不祥事」しかり、「官僚の暴走」は加速するばかりです。「行政機関(官僚達)に都合の悪い人物は、行政が保有し ている情報を突き合わせてあぶりだし、勝手にウソの罪をでっち上げて逮捕する」という見事なシナリオが出来上がってるじゃないですか。ただ 「行政に関する情報公開」がどれだけ「官僚」にとって脅威であるかの裏返しでもあるので、一人の国民としては、地道に情報公開を迫っていくし かないと思います。本当にこのまま「官僚の暴走」が続くなら、善良な市民も間違いなくキレまっせ! !私等、官僚にいじめぬかれて、失うものはないですから命かけますよ。 ■京都府・松本敏さん 50歳 「ザ・スクープ」の検証が間違っていないというならば、我々に正義を立証する場所は無い、ということなのか?裏金で公務員が処分されることぐ らい今時、気にもしませんがそのために権力を間違った方向に、それも正義を隠ぺいしようとしている。これは私にとって大変理解し難いことで す。また、恐くなりました。京都ではテレビ放送がありません。メディアもあまり騒ぎませんねぇ?最近の日本は何かが狂ってきています。それも ニュースを見れば「殺人と汚職」そして隠ぺい工作。これから我々を恐怖の底に落とすのは何時冤罪で牢屋に入れられても不思議ではないと言うこ とでしょう!。 ■東京都・伊藤裕夫さん 59歳 検察の裏金疑惑についての放送を期待しています。検察の腐敗は日本の官僚機構の悪、官僚の無責任性や市民蔑視の典型かと思われます。私の勤務 していた大学の理事長は元広島高検検事長、団体交渉の際に検察腐敗(この問題)について聞いた所(貴方も飲み食いしたの?)、否 定することなく、曖昧な返事に終始した。組合や労働運動には誠意無くかつ厳しく、権力者や高級官僚の腐敗に甘い官僚(検察)は民主主義(国民 主権)の否定でしょう。教育現場でも管理主義が横行、また学者や労働運動も後退する中、ご健闘を祈る。 ■千葉県・ひろし 48歳 私は、三井さんの逮捕は明らかに検察による、証拠隠ぺいのための不当逮捕だと確信しております、私の友達で刑事をやっている者がいるのです が、その友達による警察内部の話しはひどいものです、また私も昔建設会社で公共工事の現場監督をしていた時期があるのですが、その時の国の会 計検査員のたかりっぷりもひどく、それに外務省の公金横領事件などを見ても同じ公務員である検察庁が公金横領をしていないはずが無いと思いま す、だから私は日頃から子供に警察は公営暴力団だから気をつけるように言っておりますが、これに検察も公営犯罪者集団を付け加えなくてはなら ないです。・・・・まことに悲しい事です ■東京都・匿名希望 43歳 元民主党の山本代議士と同じ国から金員をだまし取ることは同じではないですか。3人目の高橋さんへの事務局長の行為は、刑法193条にあたる でしょうが、3年の公訴時効でしょう。なお、高橋さんの行為は名義が異なるため有印私文書偽造ですが、事務局長は名義が同じのため有印公文書 偽造ではなく虚偽公文書作成でしょう。三井被告は、高橋さんなみの物証があるのであれば、刑法194条の特別公務員職権乱用として、刑事訴訟 法262条以下の付審判請求が可能のはずです。告発は、被害者の三井被告でなくとも、鳥越さんもできます。 ■神奈川県・網 36歳 暴力団側は検察からの交換条件で偽証しているのだろう。裁判では贈賄側の暴力団の証言は自らにも不利益で信用性が有るという理由で証拠 能力有りと判断されるだろう。その反証または他の無罪の証拠の立証は困難だ。有罪になるだろう。犯罪者の内部告発など信用性が無く取るに足ら ないと検察疑惑を否定するだろう。たとえ資金流用を認めたとしても、他の役所と同様、刑事責任どころか職務責任も問われず、「有志」が弁済し て終わりだろう。 ■東京都・匿名希望 21歳 なぜ法務大臣は知らぬ存ぜぬをつらぬくのか、本当に腹立たしい。当時の関係者は知らぬと申しています、というのが内部捜査をしない理由になら ないということは小学生だってわかりそうなもの。そんな言い訳が通じるなら逮捕される犯罪者は格段に減るでしょう。「昨日私は人を殺しました が警察の方に知りませんと言ったら明日から捜査を打ち切るそうです。」ということと同じ。馬鹿にするのもいい加減にしてほしい。報道も芸能と かいうくだらない番組ばかりでなく、もっともっと私たちに情報を提供してほしい。報道が国に対してどこまでやれるのか、今後に期待しながら見 続けたいと思います。頑張ってください。 ■東京都・コンプライアンス 53歳 「公務員倫理の低下とコンプライアンス体制 昨今の公務員倫理の低下傾呆れはてるものがあります。民間もしかりですが、民間は昨今の企業不祥事等を受け、コンプライアンス体制の構築並 びにその運営に向け、それなりの努力を払ってきております。果たして政官庁ではそうした体制を構築し、その実効性を監視していこうとのマイン ドはあるのでしょうか。すこぶる疑問に思います。公務員にはおそらく真の危機感がないのでしょう。民間ではリストラ・リストラの嵐、成果次第 で減給は当たり前、公務員にはそれがありません。人の税金でぬくぬくと生き、危機感するもたぬ公務員にはあきれ果てます。人の税金で食わして もらっている公務員こそ民間に範たるコンプライアンス体制を率先垂範して構築し、厳しい運用をすべきだと思います。 ■東京都・ ss 33歳 この事件を始めは新聞、ニュース等で知りその後ネットで4/27のザスクープの内容を見た段階では両方とも有りそうな話なのでどちらとも確信が持 てませんでした。しかし今回の放送で三井さん周辺の方々特に奥さんの話し振りを聞いて真実は三井さんの側にあると感じました。そうして見る と、今回の検察、政府の対応(いつもなら内部の者を庇い名前さえも公表しないのにこのような事になると人権を無視した行動にでるやり口)に憤り ます。 また今後裁判となった際、検察や政府寄りの判事が担当せぬように番組等を通して圧力をかけてください。 最後にこのような状況に置かれ三井さ んや家族の方々がお体を害さぬようお祈り致します。 ■東京都・平山俊輔さん 25歳 まず、朝みれなかったので動画配信で拝見できたので、このHPにお礼を申し上げたいです。今回の事件をザ・スクープ、テレビ、新聞でよく見か けたのですが、確かにテレビでは悪徳検事という一方的な報道がされていました。しかし、ザ・スクープを見た限り、三井被告に問題が全くなかっ たかどうかはわかりませんが、内部告発を防ぐ為に検察が逮捕したのではないかという疑いはかなりふかまりました。只今回おもったのは、報道の 無責任ぶりです。なぜ、当初の色々なメディアの報道とザ・スクープではこんなにも差があるのでしょうか。今回の番組でコメントしていた大沢弁 護士でさえワイドショーで「人相というのはこんなにも変わるのか」という顔がまるで悪人みたいな発言をしていました。もし、今回の事件で三井 被告を無罪だった場合マスコミはどういう反応をするのか疑問に思いました。 ■大阪府・正義猫 42歳 ここのところ警察や検察のリークに頼った腐りきったマスコミ報道にうんざりする毎日でありました。警察や検察などの公権力すら腐敗している現 在、最後の砦は マスコミ以外には無いはずなのに 記者クラブ絡みか何かしらんが ろくな報道をしないのは もう日本には 職業倫理や使命感 などのプライドは消滅し、組織防衛とか長いものには巻かれろ式の構造しか存在しないのではないかと鬱々としておりました。 右翼思想とは無縁の私ですが かつて日本はもっと誇り高かったのではないかと好きな幕末の志士達の物語りに触れるたびに感じてしまいます。 いまの日本は、ばれなきゃ何してもいいんだよ ということを日本の正義の最高権力者である検察庁が大臣ぐるみで白々しい嘘を交えて言い逃れて しまう国と成り下がってしまいました。そのお先棒を担いでいるのが記者クラブ漬け、検証無しのリーク頼りのマスコミ諸君である。その中にあっ て ザ・スクープ や サンプロ等、検証や取材をすすめながら番組を提供される皆さんは 数少ない希望です。どうか子供たちの為にも日本に正 義の灯火を残してください。最後に検察に言いたい「諸君は正義を実行しようという使命感を何時無くしてしまったんだ。詐欺や冤罪に加担してま で組織防衛が重要なのか。恥ずかしくは無いのか。」 ■神奈川県・匿名希望 21歳 毎週この番組を楽しみにしております。今週の検察の裏金問題に関する報道を拝見させて頂いて非常に残念でありません。私の大学からも多くの先 輩、またこれからも多くの後輩が、検察を初めとする法曹界へ毎年入っていきます。組織の内部にいる人間として、組織を防衛するという行動を反 射的にとるのはいわば本能みたいなものであり、その時点においては仕方がないかもしれません。しかし、その後客観的に物事を把握する機会は必 ずくると思っております。検察というのは不正を暴く最後の砦です。今、その検察の自浄作用が問われているのではないでしょうか。ノンキャリア ・キャリアに関係なく、正義感溢れる検察官は必ずいらっしゃると思います。今こそ、検察官であることの意味をもう一度考えて頂きたいと思いま す。これからも私個人としてこの問題を追って行きたいと思います。一塾員として特に私の先輩方の勇気あるご決断を期待しております。慶應義塾 の志をもう一度思い出して下さい。 ■東京・またまた許さん 第3の告発者の内容も具体的で、またまた怒りがこみ上げました。調活費の問題も、「世間の目が厳しくなってきて今はもうやっていないから」と いうのでは、すまされないでしょう。なにせ、「検察」なんですから、ちゃんとしてよ、って感じです。過去にさかのぼってちゃんと事実を白日の 元にし、潔白を証明するなり、謝罪して飲み食い代はやった人に返上していただくなり して戴かないと、検察や法務省の「体質」を疑ってしまい ます。三井被告の件は何とも言えないのですが、もしも、もしも万一不当逮捕だったら、ほんとに恐ろしいことです。その時は、もう司法の根幹を ゆるがしますね。腐った国家権力ほど恐ろしいものはない、ということのようですから。 ■東京都・砂一 35歳 びっくりしています。「ザ・スクープ」は民主主義というものをほんとうに良く知っているのだと思います。市民の目としての番組を作りしてくれ ることが、嬉しいです。権力の不正を報道するという、こういう番組があるということじたいが逆に日本に自由主義があるということの証です。で すから、もしかして「ザ・スクープ」の放送が突然打ち切られるのでは、と思うと不安です。民主主義を熟知し、これ護る立場の法曹が不正を行う とは・・・。最近、山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」を読んでいます。世の中、不正が常識なのでしょう。旧体制から継続する、日本の権力構造は、 歪が大きくなっているようです。あらゆる権力に民意を組み込み、できるだけオープンなシステムを構築しなければならないでしょう。しかし、そ ういうことができる人はだれなのでしょうか。多分、立場的には国民でしょう・・経済でもシステムがネックになっている今、もしかすると日本有 史以来初めて、日本市民はその責任を問われているのではと、考えてしまいます。もしかすると「ザ・スクープ」が今度は市民の無責任を取り上げ る日がくるかも知れません。 ■東京都・匿名希望 40歳 「検察の裏金」疑惑 拝見いたしました。ちょっと論点がずれてしまうかもしれないのですが、私の親類が雪印食品の元常務で、先日逮捕されまし た。 道義的責任という観点からという逮捕ならばわかりますが、どうして、共謀という容疑で彼が逮捕されたのかまったくもってわかりません。ご家族 のお話だと、(これは弁護士さんから聞いた話だそうですが)先に逮捕された5人が、今迄、幹部の関与はないと 供述していたのに、急に「元常 務も知っていたかもしれない」という供述をし始めたそうです。本人は、本当に知らないのだから、お話することがない と検察官に述べていると のことなのですが、検察官は、「たとえ何年かかって無実を証明したって、それがあんたの何になるんだ。」と、「早く関与していたと言え」とい わんばかりの半分脅しの状態だそうです。検察側の対応は、一刻も早く 関与していたと 吐かせてしまい、会社ぐるみ ということになり、警察の 高得点にしたい という画策が手に取るようにわかります。先に逮捕された5人はおそらく、幹部が関与していたことになれば、あんたたちの罪が 軽くなる とでも言われたのではないでしょうか。又、報道に対する、三井さんのご家族のお言葉をまったく同じ思いで見ていました。われわれ一 般人は、報道を通してしか 情報を得ることができません。又、そのご家族も・・・。報道を通しての本人像と実際の本人がどれ程違うものなのか ・・・。いかに、報道によって、一個人が人権を無視されてしまうのか。この民主主義の日本において、どうして、こんなにまでも警察や検察は権 力を振りかざすのでしょうか。真実を伝えるのが報道だと信じていた私には、この身近に起きた今回のことから、新聞やニュースをこれからは半分 だけ信じて生活することに決めました。今回の雪印食品の彼の逮捕についても、彼は、まったく容疑を否認しているのにも関わらず、報道では「大 筋で認めている」となっていました。確かに、経営者としての 責任はあるかと思います。ただ、この 警察や検察、マスコミの矛盾に憤りを押さえ られずにいます。今回取り上げたテーマの中で、鳥越さんが、現職の勇気ある検察官の告発を待っていると発言をされておりましたが、私も民主主 義らしい 仕組みに 一日でも早く 改善されますよう願ってやみません。論点がずれてしまいまして申し訳ありません。 ■東京都・匿名希望 49歳 鳥越さん 『ザ・スクープ』が始まった時から、鳥越さんの報道姿勢には共感をしておりました。ものごとの本質に迫り、テレビ受けしないとわかっていて も、あえて“真実”を追求する姿は、まさに真のジャーナリストと言えるでしょう。このようなジャーナリズムは残念ながら日本にはほとんど存在 しないために、常々鳥越さんの『ザ・スクープ』は注目し、応援してきました。 今回の三井氏逮捕事件は、明らかに検察の陰謀でしょう。中国の日本総領事館の失態も日本の恥を世界に知らしめた事件ですが、これはそれで もある意味では単に日本の外交のドジさ加減を世界に知られてしまった、単純な“恥ずかしい”事件であったのに対し、今回の検察のなりふり構わ ぬ口封じ逮捕は、日本が未だに東南アジア型独裁開発途上国と同じ体制の国であったことを証明しており、世界に対する恥としてははるかに深刻な 問題だと考えます。通常は番組収録直前に検察の不正を内部告発しようとする者を逮捕することは口封じと取られるために、逮捕は我慢するものな のですが、今回はあえて逮捕せざるをえなかったほど検察は三井証言に脅威を感じていたのだと思います。今回の事件で検察は越えてはならない “一線”を越えてしまったわけで、それは“調活費流用”よりもはるかに重大な罪です。もはや後戻りのできなくなってしまった検察は今後もなり ふり構わぬ暴挙に出ることでしょう。非常に恐れることは、テレビ朝日や『ザ・スクープ』に対する圧力と、鳥越氏個人に対する不当逮捕です。こ の問題を解決するには、そしてそのような検察からの不当な圧力に対抗(以下、文字化けのため削除しました)勇気ある三井氏の名誉が回復される ように祈っております(この国においてそんなことは可能?) ■石川県・池本肇さん 50歳 先週と今週の検察裏金に関する放送を観て益々日本人であることの恥ずかしさを感じています。阪神大震災以来、ミドリ十字・自動車リコール隠し ・金融関連会社のデタラメ経営・政治家汚職・外務省問題等々あまりにも多くの不正がまかり通っていることを知り、正直に生きることのばかばか しさを感じています。 しかしながら、なぜこうなってしまったのか事件を徹底報道することで解明していただけることを期待しています。 ■石川県・雨野一夜竹 50歳 6月1日の放送拝見いたしました。検察、マスコミ一体となった犯罪隠しの、三井氏は犠牲者だと思います。蒙を開かれた思いでした。以下、ご参 考まで。 88.ポストモダン状況のダイアローグ(3/3) 投稿者: 天城太郎 - 2002年05月31日 19時08分34秒 日本国憲法 前文 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全 土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に 存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の 代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、こ れに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであ つて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と 偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠 乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはなら ないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責 務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。 第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。 第十章 最高法規 第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、こ の憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。 知らない、などとは、決して言わせまい(ポール・ニザーン『アデン・アラビア』 冒頭の一部を拝借)。 コメント>> 87.ポストモダン状況のダイアローグ(2/3) 投稿者: 天城太郎 - 2002年05月31日 19時01分56秒 ‘渋沢孝輔の詩はいう。「いまは錯乱の季節だときみはいうか/そうではないいまはただ偽証の季節だ」(渋沢孝輔「偽証」から 思潮社・現代詩 文庫42)。私もそう思う。降りそそぐ狂れの菌糸は、じつのところ、私たちを単純な悩乱に誘っているのではない。私たちをとんでもない嘘つき にしているのだ。正気で偽証し、たがいに冷静に偽証しあい、偽証こそが正常の機制のなかで、私たちはつとに真実を忘れたのである。’辺見 庸 氏『サンデー毎日』2002、6、9、51頁「反時代のパンセ」。われらは、いやおうなく、「この時代」を生きているのである。とんでもな い嘘つき、いや、嘘もついほど言語能力の低劣な男を‘首相’としてふさわしいと、ひとりやふたりではない、すくなくとも何百万の単位で認める 人がいる、そういう時代を生きているのである。 コメント>> 86.ポストモダン状況のダイアローグ(1/3) 投稿者: 天城太郎 - 2002年05月31日 18時39分25秒 戦前、戦中、反戦を心に持つ作家たちは息を潜めて生きたようです。そして、いまや、「反戦(戦争反対)を心に持つ作家」は、「作家」としては 存在できない時代になった。言葉を“収容所”送りにする看守が詩人として存在していることの対極に、表現者の消滅という現実は、ある。しか し、タテマエにせよ表現の自由が保証されているところは、あの時代と大きく違います。「あの時代」でさえ、たてまえとしては、‘嘘をつくのは いけないこと’ではあったのだ(大西巨人著『神聖喜劇』、参照)。いまや、保証されているのは、嘘をつく自由ーもちろん、嘘をつく自由は自由 ではないーであり、人を殺す自由ーエイズ菌を堂々とばら撒いた阿部英その他を見よーであったりする。あたかも、「ブルカを着ない自由」を保証 したことが、カーブルの町に直ちに出現した「娼婦」の自由の保証であったように。 |