第43回全日本大学駅伝

大会ハイライト
大会ダイジェスト動画
各区ハイライト
第8区 伊勢路の最終章 19.7km

東洋大・柏原竜二は1km2分48秒、駒大との差を6秒縮める。
さらに3km8分34秒、現早大監督・渡辺康幸氏の伝説の大逆転よりも早いペースだ。
駒大・窪田忍は5km14分38秒。柏原は5km14分26秒。
東海大・村澤は、3km8分45秒の入りで、前方のランナーを捕らえにかかる。
7km、窪田は3分をやや切る安定したペース。
柏原は、1位の中継車が見える位置取りで必死に追う。差は24秒程度縮めてきた。
6km過ぎ、シードぎりぎりの6位は上武大に。日大・ガンドゥ・ベンジャミンは、悠々とシード圏内に。
9km窪田が26分39秒、柏原が26分9秒。30秒縮める。
4位は中大・棟方雄己。9秒差の背後には、ベンジャミンが迫る。
勝負所の渡会橋。駒大と東洋大の差は、約1分。
3位の早大・平賀翔太は、先頭とは5分4秒差。優勝争いは絶望的になる。
4位にはなんと日大・ベンジャミンが順位を上げてきた。
上武大はシードの6位をキープする。7位東海大・村澤は、その差約1分。
15km柏原は窪田との差を、1分以上詰めた。わずか32秒差に。
17km、窪田50分43秒、柏原49分35秒。両者とも譲らない、気迫の走りを見せる。
3位早大、4位日大は、確定的な雰囲気だ。
最後の直線、柏原は確実に窪田の姿を捕らえるが、惜しくも及ばず。
駒大ガッツポーズで、3年ぶり9度目の優勝。柏原は倒れるようにゴール。感動の走りを見せた。
続いて3位には早大、4位には日大、5位には中大が入った。
注目のシード権争いは、東海大・村澤に激しく追い上げられるののの、
上武大・園田が健闘の走りでその位置をキープ。史上2校目の初出場初シードを獲得した。
第7区 シード権争いも熾烈 最後の差し合い松阪 11.9km

5km、気温は24度まで上昇。苦しい表情ながら、駒大・高瀬秦一がトップを快走する。
各選手ミスがない走りで、駒大は2区から順位を落とすことがない。
東洋大・市川孝徳は、高瀬とほぼ同じペース。その差はほとんど変わらない。
後続のシード権争いは、中大が4位に上がり、5位に上武大、6位に日大。
アンカーに村澤明伸が控えている8位東海大が、ガンドゥ・ベンジャミン擁する日大を食えるか、上武大は初シードをとれるのか?
最終中継所、駒大が窪田忍にリードを保ったまま、襷をつなぐ。
東洋大は、1分40秒差で、山の神・柏原竜二へと襷を託した。
3位早大は4分23秒差まで、間隔をあけられた。
間があいて、中大。そして並ぶように上武大と日大。
7位に明大が続く。そして逆転シードを狙う、東海大・村澤が6位と約2分差でスタート。
第6区 優勝への鍵を握る 曽原 12.3km

駒大が、出雲駅伝とは打って変わって、前評判通りの好走を続ける。
怪我から復活した1年生中村匠吾が、気持ちよく大学駅伝デビュー戦を楽しんでいる印象だ。
2位の東洋大・山本憲二は、5km地点で1位との差をやや縮めるものの、まだ約2分の差がある。
気温は23度まで上がり、やや暑さを感じるようになった。
長い直線で、2位から1位が視界の範囲に。
駒大・中村の1km3分のペースは予定通りとも見えるが、やや差は詰まっている。
陽ざしが強くなり、暑さはますます気になる雰囲気になってきた。
8km過ぎで駒大と東洋大の差は1分55秒程度に。
11km、東洋大・山本は駒大・中村より30秒早いペースで通過。大逆転に向け、執念を見せる。
第6中継所、悠々と駒大が1位で襷をつなぐ。
しかし、東洋大は第5中継所より30秒以上詰めた2位で、三冠へ向けた意地を見せる。
3位の早大は3分以上の差となり、かなり苦しい展開に。
そして4位にはなんと初出場の上武大が。5位中大、6位日大、7位明大、8位東海大。
シードの6位とシード外の7位の差は48秒となっている。
第5区 中盤の勝負どころ 粘りの津 11.6km

駒大・久我和弥は、後続が見えない独走の展開。
地元を走る東洋大・田中貴章も必死の走りを見せるが5kmでその差1分30秒程度。
3位の早大は、まったく詰められていない印象で2分差は変わらず。
久我が安定した滑りを見せ、さらに後半は1km3分を切るペースに上げる。
田中もハイペースが心配されたが、さらにペースを上げた。
駒大と東洋大の一騎うちの展開になるのか? 
東洋大はアンカー柏原竜二に何秒差でつなぐことができるのか?
第5中継所、余裕を持った展開で駒大が、1年生の中村匠吾につなぐ。
2位東洋大は、ついに2分以上(2分8秒差)をつけられ、6区の山本憲二へ。
早大は3分近い差となり、3位で襷をつないだ。
4位以下は、中大、東海大、日大、明大、上武大。シード権争いがますます白熱してきた。
第4区 もう一つのエース区間 勝負半ばの分岐点鈴鹿 14.0km

駒大・上野渉が1km2分44秒のハイペースで、後ろが見えない独走状態を始める。2位東洋大・川上遼平、3位早大・三田裕介の差は22秒差で変わらない。
気温は21度、湿度79%。蒸し暑さを感じるようになった。
一方、後方では、日大、中大、明大、青学大(5位〜7位)が、接戦でシード権争いを展開している。
4区中間点での1位と2位の差は1分18秒程度。中継所より差は、広がる。駒大・大八木弘明監督からの激も入った。
11km過ぎ、駒大・上野はここまで1km2分55秒ペースで、後方との差を広げていく。2位東洋大・川上は、駒大との差が1分強。3位の早大・三田は、2位との差が15秒を切る。
後方では、初出場の上武大学が、9位とシード権を虎視眈々と狙う。
第4中継所、駒大がトップの座をまったく譲る気配を見せず、堂々と襷をつなぐ。
2位は東洋大。しかし、1位との差は1分41秒程度になる。3位は早大が2分差。4位〜6位は中大、日大、東海大が大混戦。7位は青学大、8位には初出場の上武大が、順位を上げてきた。
第3区 速さ勝負の最短区間 攻めの四日市 9.5km

4km過ぎ、駒大が快走する中、東洋大・宇野博之が青学大・大谷遼太郎をかわし、2位に。遅れた早大も、矢澤曜が徐々に前を詰める。
7km手前、2位東洋大もペースは悪くないが、早大・矢澤が引っ張る第2集団が徐々に迫ってくる。
8km、駒大・油布郁人が苦しい表情を見せる。
8.5km、東洋大・宇野が2位、3位争いに早大・矢澤と東海大・中川瞭。
第3中継所、先頭は駒大が笑顔を見せて襷リレー。2秒の差をつけられながら、6位から2位に浮上した東洋大。3〜4位は並ぶように東海大と早大。5位〜7位は、連なるようには、中大、明大、青学大が続く
第2区 二度の川越え 花のエース区間 13.2km

エース区間2区、早速明大・鎧塚哲哉が前に出て、6校による先頭集団を引っ張る。先頭集団は明大、東海大、東洋大、駒大、日大、中大。
3km8分40秒。
後続では、早大・大迫傑が驚異的なペースで後れを挽回する。4kmすぎ、5人抜きで、7位まで浮上。
5km、木曽川を超え、長島スポーツランド、東洋大・設楽弟が引っ張る形で5校が先頭集団。
5.7km早大・大迫が中継所で1分以上あった差が20秒以内に。
7km過ぎ、駒大・村山謙太が先頭集団から抜け出す。集団が完全にバラける。続くのは日大・堂本尚寛。
早大・大迫はわき腹を押さえ、苦しそう。青山学大・出岐雄大がかわし、7位浮上。
11km過ぎ、先頭は駒大・村山がたんたんと逃げ、2位は日大・堂本。3位に東洋大・設楽悠太が続く。
12m過ぎ、鎧塚までかわし、青学大・出岐が3位まで10人抜き。
第2中継所、駒大が1位で襷リレー。23秒差で日大、26秒差で青学大、28秒差で明大、36秒差で中大、38秒差で東洋大
第1区 伊勢路への幕開け 14.6km

熱田神宮西門前、気温17.6度、湿度98%。伊勢神宮まで106.8kmのドラマが始まった。
スタート早速、縦長の展開。第一工業大学・キラグ ジュグナが先頭に立ち、ばらけた展開になる。追うのは早大・山本修平、東洋大・設楽啓太。
3km,ジュグナが区間新のペースで走り、第2集団は100m近い差に。
5km、先頭のジュグナから100m以上離れて、第2集団は東海大・早川翼が引っ張る形。
5km、ジュグナは14分18秒。ペースはやや落ちている印象。第2集団はけん制し合いスローペース。そんな中、青山学大・福田雄大は遅れ始めた。
7km、第2集団は福岡大・中西拓郎が引っ張る形に。
8.5km、ジュグナのペースは1km3分強に落ちるが、第2集団のペースも上がらない。
第2集団の中には、東洋大、駒大、早大などの有力校は入っている。
10km通過、ジュグナは1km3分2〜3秒のペース。第2集団は、やや差を縮めながら慎重な展開だ。
3強の一角、早大一年生・山本が遅れ始める。
14km手前、ジュグナと第2集団の差は10秒以内に。
福岡大・中西がスパート。日大・田村優宝、東海大・早川なども食らいつき、ついにジュグナを捕らえる。
日大 、東海大、駒大、明大、福岡大、第一工大、東洋大、の順で襷リレー。早大はトップ日大に1分4秒遅くれる。