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FEATURE特集
2019-03-02 放送

ディーン・フジオカ取材#22「シニア世代に"独自の給料" 60歳以降も昇給で急成長」

シニア向けの就職面接会がおこなわれるなど、
経験豊富な高齢者を採用する動きが広がる中、
定年制を廃止し、独自の給与システムによって急成長している企業を取材しました。

訪ねたのは香川県にある「新鮮市場きむら」というスーパー。
この店は1000人以上いる従業員の中、60歳以上のシニア世代が330人。
最高齢は、水産加工センターで働く81歳の女性。

お話を伺ったのは、お惣菜コーナーに勤める72歳の角陸さん。
10年前に事務の仕事を退職して、1年前にこの店で働き始めました。
しかし、気になったのは「年齢」。
ただ、このスーパーでは、まったく関係ありません。
5年前に事実上「定年制度を廃止」したのです。

シニア世代の魅力は、「即戦力」
人生経験による知識や、作業の丁寧さ、朝に強いこと。
彼らを積極的に採用し、人手不足を解消。
その結果、多くの新規店舗をオープンすることに成功しました。

また、電動のうろこ取りや皮剥ぎ器を各店舗に導入するなど、
シニア世代への負担を減らしています。

さらに、魅力的なのは給料。
きむらは、60歳の定年前に支払われていた給料が再雇用後でも
同じ金額が支給され、さらに昇給もあるといいます。
パートなどの従業員にもボーナスや昇給があります。

ここまでしてシニア世代を確保する理由を、
社長の木村宏雄氏は、シニア世代を「宝」だと話します。
さらに、シニア世代を雇用することで
「新卒社員の定着率があがる」という効果も生み出しました。

ディーン・フジオカの想い
経験豊富なシニア世代は、経験がそのまま即戦力になるだけでなく
若者への影響があることで、企業そのものを元気にするものなのかもしれません。
シニア世代の活躍の場は、今後も広がっていくと感じました。