ストーリー

2月23日(日)放送

第47話「幸福と絶望の間で」

 それぞれに穏やかで幸せな日常を過ごすコウ(一ノ瀬颯)たち。しかし、リュウソウジャーのことは忘れているようで…。と、突然、コウはクレオンに起こされる。エラスの光を浴び、眠ってしまっていたのだ。
 その間、ティラミーゴたちがキングキシリュウオーでエラスに応戦していた。目覚めたリュウソウジャーが立ち向かおうとするが、この星を創り直すというエラスにより街は一瞬にして荒野と化す。さらに、アスナ(尾碕真花)とメルト(綱啓永)が、エラスの中に取り込まれてしまう。エラスは、眠らせた人間たちのエネルギーを使い、この星を創り直すつもりなのだ。
 メルトは、一緒にエラスに取り込まれたクレオンの力を借り、自らサタンマイナソーを生み出す。これによりメルトたちは脱出に成功。サタンマイナソーはすぐさまエラスに倒され、メルトの意識も戻る。
 メルトは、今や地球から切り離されたひとつの生命体となったエラスなら倒せると考える。リュウソウジャーは6人で立ち向かうが、エラスの圧倒的な強さに為すすべもない。それでもコウたちは立ち向かおうとするが、カナロ(兵頭功海)は、人々はこのまま眠り続けている方が幸せなのではないかと訴える。エラスが見せるのは、争いも失敗も絶望もない世界。それぞれが思い描く幸せを、夢の中で永遠に見続けることができるのだ。コウたちもそれが幸せなのではないかと思い始めるが、アスナは真っ向から否定する。仲間と手を取り合い、過ちや失敗を犯しても、逃げずに向き合い立ち向かう、それが生きるということ。戦う理由は、みんなで紡ぎ合って繋いでいく未来を創るためだと気づいたリュウソウジャーは、騎士竜たちとともに、エラスとの最終決戦に挑むのだった。